2022年2月 6日 (日)

対局開始

Dsc_3525(9時、対局開始)

Dsc_3529(先手の伊藤女流三段。初手は▲2六歩)

Dsc_3534(後手の里見女流名人。△3四歩と応じた)

(紋蛇)

朝の様子

Dsc_3487(8時46分、伊藤女流三段が下座に着く)

Dsc_3493(8時48分、里見女流名人が扇子を手に入室した)

Dsc_3500(ゆったりと小さな駒音で駒を並べていく)

Dsc_3502(伊藤女流三段の駒音も静かだった)

(紋蛇)

本日のスケジュール

おはようございます。今朝の野田市は晴れ、最高気温は6度が予想されています。
本日のスケジュールは以下のとおりです。よろしくお願いいたします。

9:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開、大盤解説会配信開始
14:00 午後のおやつ
??:?? 終局

【里見香奈女流名人の反撃か、挑戦者・伊藤沙恵女流三段の悲願成就か 6日に将棋女流名人戦第3局 : スポーツ報知】
https://hochi.news/articles/20220205-OHT1T51158.html


(紋蛇)

2022年2月 5日 (土)

対局検分

15時過ぎ、「関根名人記念館」で対局検分が行われました。同所での女流名人戦五番勝負対局は第35期(2008年度)から続いています(前々期は第4局が予定されていたものの、第3局で里見防衛)。おなじみの対局場とあって、対局検分は数分で終了しています。

Dsc_3468(中央の立会人は横山泰七段。副立会の経験はあるが、立会人は初めてだという)

Dsc_3473(伊藤女流三段)

Dsc_3474(里見女流名人)

Dsc_3476
(紋蛇)

2022年2月 4日 (金)

第3局は千葉県野田市

里見香奈女流名人に伊藤沙恵女流三段が挑戦する、第48期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負。伊藤女流三段が2連勝スタートを決め、里見女流名人のカド番で第3局を迎えました。 

対局は2022年2月6日(日)に千葉県野田市東宝珠花「関根名人記念館」で行われます。対局開始は9時。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時まで。先手は伊藤女流三段です。

立会人は横山泰明七段、記録係は竹部さゆり女流四段が務めます。スポーツ報知の観戦記担当は小暮克洋さんです。

現地で予定されていた大盤解説会は中止が決定し、オンライン大盤解説会が対局当日の13時から行われます。解説は長岡裕也六段、聞き手は北尾まどか女流二段です。詳細はリンク先をご覧ください。
【野田市:<オンライン解説を配信>第48期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第3局】
https://www.city.noda.chiba.jp/eventinfo/etc/1029776/1033240.html
【YouTube「日本将棋連盟公式チャンネル】
https://www.youtube.com/user/ShogiAssociation

中継は棋譜コメントを生姜、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

【主催:報知新聞社】
http://www.hochi.co.jp/hobby/shogi/joryumeijin/

【特別協賛:株式会社ユニバーサルエンターテインメント】
http://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/

【関根金次郎記念館】
http://www.kanko-nodacity.jp/meisyo/kimagase-b.html

【第3局の棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/48/joryumeijin202202060101.html

Dsc_3457(歓迎式で贈呈された花束を手にする里見女流名人、伊藤女流三段。鈴木有・野田市長と記念撮影を行った)

Dsc_3462(後ろの写真は、左から関根十三世名人、小野五平十二世名人、阪田三吉贈名人・王将。関根と坂田はライバルとして知られた)


(紋蛇)

2022年1月23日 (日)

感想戦

Kansou01(対局室に戻って感想戦)

Kansou03

Itou09 (伊藤女流三段は念願の初タイトルまであと1勝)

Satomi10 (今後の対局に真価が問われる里見女流名人)

Kansou04 (序盤の変化)

Kansou05

Kansou06 (石本女流二段も見守る。今期女流名人リーグは6勝3敗の好成績で3位だった)

Itou11

第48期女流名人戦は伊藤女流三段が里見女流名人をカド番に追い込みました。以上で本日の中継を終了します。ご観戦ありがとうございました。

(飛龍)

オンライン大盤解説会での振り返り

終局後、両者はインタビューに応じたあと、オンライン大盤解説会場に向かって振り返りました。

Ooban08(地元の里見女流名人が大盤の近くに立つ)

Ooban09 (大石七段と石本女流二段が出迎える)

Ooban10 (率先して答えていったのは里見女流名人)

Ooban11 (伊藤女流二段は遠目で盤を見ながら)

Ooban12
(飛龍)

終局直後

Itou05 (2連勝と追い込んだ伊藤女流三段)

Satomi06(里見女流名人はあとがなくなった)

以下、インタビューを抜粋して記します。Kyokugo01(まずは勝者の伊藤女流三段から)

――戦いを終えて

伊藤 終盤、間違えてハッキリ負けになったと思いますが、何とか食らいついていけました。

――一局全体を通して

伊藤 駒がぶつかってからは一手一手が分からない、難しい将棋になったかと思います。

Kyokugo04(汗を拭う姿も)

――昼食休憩明け、58手目△6四歩から2枚換えになったあたりは?

伊藤 (63手目▲8三銀成と)玉頭の歩が取られて不安定な形になって、2枚換えではあるのですが、難しいと思って指していました。(84手目△6七銀から)先手玉を引っ張り出せるので、と思ったのですが、中段玉の寄せ方が分かりませんでした。

Kyokugo05

――96手目△5一香あたりから優勢を意識したか? これを逃したという手はあるか?

伊藤 時間もなくなってきていたので、局面に夢中でした。竜を切った(104手目△2五竜)あたりは寄っているのかなと思って指していったのですが、▲6四飛(107手目)のときに見えなくなってしまいました。何か寄せの形があったような気がしたのですが、見つけられず、具体的には分かりません。

――勝ちになったと思うところ?

伊藤 本当に最後ですね。(160手目△5七馬の局面で)こちらに詰みがなさそうなところでした。

Kyokugo06

――ここまでと第3局への抱負を

伊藤 連勝はうれしいです。第1局は優勢になってから押し切れたかと思ったのですが、本局は逃してしまっていたと思うので、そのあたりが課題だと思います。体調を整えて、しっかりといい将棋を指したいと思います。

Kyokugo07(続いて里見女流名人)

――戦いを終えて

里見 序中盤は動いていったのがあまりよくなく、失敗して指しにくさを感じていました。途中、難しくなったかと思っていまして、流れがよくなってからが指し手が乱れすぎていたと思います。

Kyokugo08

――87手目▲5六玉以降、中段玉で頑張っていたあたりは?

里見 嫌みは若干ついていましたが、正確に指されると苦しいだろうと思っていました。

――107手目▲6四飛のあたりは?

里見 ハッキリ寄せは見えなかったので、どうやられるのか分かりませんでした。

――ここまでと第3局への抱負を

里見 内容がよくないので、しっかり立て直せるようにしたいと思います。第3局までは(2週間と)期間が空くので、切り替えて頑張りたいと思います。地元開催していただいて、本当に毎回、感謝の気持ちでいっぱいです。今日の将棋はしっかり反省して次につなげたいと思います。

Kyokugo09

(飛龍)

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