里見香奈女流名人に上田初美女流三段が挑戦する岡田美術館杯第43期女流名人戦五番勝負(主催・報知新聞社、特別協賛・株式会社ユニバーサルエンターテインメント)。上田女流三段が開幕2連勝を決め、初の女流名人獲得まであと1勝と迫っています。8連覇の懸かる里見女流名人は追い込まれました。第3局は2017年1月29日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。
対局開始は9時。持ち時間は各3時間。先手は上田女流三段です。立会人は野月浩貴八段、記録係は渡辺弥生女流初段、スポーツ報知の観戦記担当は相崎修司さん、Twitter解説は長岡裕也五段が務めます。現地大盤解説会は当日13時開始、解説は阿部健治郎七段、聞き手は竹部さゆり女流三段です。
棋譜中継は銀杏、ブログ更新が牛蒡が担当します。よろしくお願いします。
◆スポーツ報知(主催)
http://www.hochi.co.jp/hobby/shogi/joryumeijin/
◆株式会社ユニバーサルエンターテインメント(特別協賛)
http://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/
◆関根名人記念館=いちいのホール(対局場)
http://www.city.noda.chiba.jp/shisetsu/shiyakusho/1001045.html
◆第3局棋譜中継ページ
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/43/joryumeijin201701290101.html
(牛蒡)
【上田女流三段の談話】
――序盤、端から果敢に攻めていかれましたが予定だったのでしょうか。
「いえ、予定ではなかったです。やってこいという形だったのでいってみたのですけど、よくわからなかったです。▲4八玉(7手目)だったので、角交換から△4五角をやってみたくなったんですけど。端が生きる展開になりやすいかなと思いまして」
――中盤はいかがですか。
「香得なのですが竜を作られて。香を走るところ(28手目)は、ちょっとよくわからなかったです。走った瞬間は怖かったですね」
――駒得を拡大して形成を引き寄せたように見えましたが、どのあたりから指しやすさを感じましたか。
「自玉が安全になって、攻めの手番が回ってきたところで少しペースが来たかなと主追いましたが、間違えたらすぐにひっくり返される局面なので、最後までわからなかったです」
――1局目に続いて果敢に攻める将棋で、テーマに掲げられてる引かずに戦う、というところを盤上に表現されているように見えましたが、ご自信としてはいかがでしょうか。
「そうですね、自分が読んだ手をしっかりさせている部分はいいのかなと思います」
――連勝して、次はタイトル奪取の懸かる勝負になります。第3局に向けての抱負をお願いいたします。
「そうですね、あまり意識せず自然体で自分の読みを信じて指したいなと思います」
【里見女流名人の談話】
――序盤の▲4八玉を選択されて激しい展開になりましたが、局面をどう見ていましたか。
「難しくてよくわからなかったですが、力戦になるので、しっかり読んで指そうかなと思っていました」
――形勢を損ねたというのは、どのあたりになるのでしょうか。
「昼食休憩(25手目)のときには、ちょっと自信がなくて。そのあと▲8一竜(35手目)と潜ったあたりでは、そんなに悪くないかと思っていたので……。△7六桂を打たせる展開ではなくて、しっかり受けに回る展開にしたほうがよかったかもしれません」
――残念な結果になりましたが、地元で応援を受けていかがでしたか。
「(第2局については)終わったことなので、今日をしっかり反省して、また明日からは地元の方の声をはげみにして頑張りたいと思います」
(八雲)