戦型はゴキゲン中飛車

里見女流名人はゴキゲン中飛車を採用しました。第1局、第3局と同じ作戦です。
上田女流三段はいずれも超速3七銀を用いて、第1局は急戦、第3局は9筋を逆襲する展開に持ち込んでいます。
本局は一直線に穴熊を目指しました。△4五銀は10時40分ごろの局面です。

(紋蛇)

里見女流名人はゴキゲン中飛車を採用しました。第1局、第3局と同じ作戦です。
上田女流三段はいずれも超速3七銀を用いて、第1局は急戦、第3局は9筋を逆襲する展開に持ち込んでいます。
本局は一直線に穴熊を目指しました。△4五銀は10時40分ごろの局面です。

(紋蛇)
里見香奈女流名人に上田初美女流三段が挑戦している、第43期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負。挑戦者の上田女流三段の連勝スタートから、里見女流名人がカド番を連続でしのぎ、第5局を迎えました。本局を制し、第43期女流名人の座を手にするのは、どちらでしょうか。
第5局は東京・将棋会館「特別対局室」で、2月22日(水)に開始されます。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時。立会人は藤井猛九段、記録係は高浜愛子女流2級が務めます。先後は振り駒で決定です。
里見女流名人が勝った場合は女流名人8連覇、上田女流三段が勝てば初の女流名人のタイトル獲得になります。
「日本将棋連盟モバイル」の公式Twitterアカウントにおいて、宮田敦史六段による解説が行われます。解説内容は、棋譜コメントにも随時転載いたします。
本局の中継は、棋譜コメントを睡蓮、中継ブログを紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。
里見香女流名人への質問コーナーです。児童たちからいくつか質問が寄せられました。
─ 練習は一日どれぐらいしているのですか?
里見 午前中に2、3時間やりまして、午後に3、4時間ぐらいしています。皆さんが勉強している間、私は将棋の勉強をしている感じですね。
─ 女流棋士になりたいと思ったのはいつ頃ですか?
里見 皆さんと同じ小学校5、6年生ぐらいに、「プロ棋士になりたい」というよりは「将棋をずっとしていたい」という気持ちがすごい強くて、私は兄がいまして、兄と一緒に将棋を続けていたのがきっかけです。
─ (里見咲紀女流1級と)姉妹で将棋を指すことはありますか?
里見 いまお互い大阪のほうに出ていて、あまり会う機会がないのですが、島根県の実家に帰ったときに時間があったら指す感じですね。父親も将棋をやっていたので、小さい頃は、兄と妹と家族で将棋大会をすることが多かったです。
─ 将棋を始める前はどういうことが好きでしたか?
里見 外で遊ぶことが大好きで、皆さんぐらいの歳のときは、チャイムが鳴るとすぐに外に出てドッジボールをしたり、そういう体を動かして遊ぶことが好きでした。
─ プロ棋士も目指しておられますが、勉強方法を変えたり、工夫しているところはありますか?
里見 ひとりで勉強する時間を増やすようにしています。将棋は1対1でやる印象しかないと思うのですが、ひとりで盤に向かって勉強したりすることが多いです。
─ 負けて将棋が嫌になることはありますか?
里見 日常的によくあることですけど、そういうときは外で気分転換したり、美味しいものを食べたり、将棋とは関係のないことをしてリラックスしています。
─ 好きな食べ物は?
里見 逆に嫌いな食べ物があまりなくて、食べることが大好きなのですが、いちばんはやっぱり真っ白いご飯が好きですね。
質問コーナーのあとは将棋体験教室。伊藤明女流初段と里見香女流名人のコンビで進められました。
(続いて歩なし将棋を体験。すぐに駒を取れて王手がかかるなど、スピード感がいい)
体験教室が終わると、児童代表からのお礼の挨拶がありました。
「女流棋士の皆さん、今日は将棋のやり方を教えていただきありがとうございました。僕は今日将棋を習うまでは、将棋の世界に入ったことがなく不安でしたが、女流棋士の皆さんたちが優しく教えていただいたお陰で僕も少し興味を持ちました。なのでこれからも将棋をやる機会があったら、僕も今日習ったことを生かして頑張りたいと思います。今日は本当にありがとうございました」
(最後に全員で記念撮影)
(書き起こし:夏芽記者、写真:飛龍)
対局翌日、里見香女流名人を中心とする女流棋士一行が真庭市立湯原小学校を訪問しました。真庭市は中国自動車よりも北にあり、鳥取県に接しています。
(湯原対局の際には、すっかり恒例となっている「女流棋士来校」)
まずは里見香女流名人の挨拶です。
(今回の訪問の主役は里見香女流名人。厳しい戦いを終え、リラックスした表情)
里見香「皆さん、おはようございます。里見香奈と言います。私は、この小学校には何度か来ていまして、先ほど先生が言われたように5、6年生は昨年もお会いしたと思います。今日は本当に短い時間なのですけれども、このあと将棋教室をやるので、将棋を楽しんでいただければなと思います。今日はよろしくお願いします」
(書き起こし:夏芽記者、写真:飛龍)