2024年1月21日 (日)

福間女流四冠がタイトル奪取にあと1勝と迫る

Joryumeijin202401210101131五番勝負第2局は、131手までで福間女流四冠の勝ちとなりました。終局時間は17時13分で、消費時間は▲福間2時間40分、△西山2時間57分。五番勝負は福間女流四冠が2連勝して、タイトル奪取にあと1勝と迫りました。第3局は2月4日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。

(武蔵)

落ち着いた指し回し

Joryumeijin202401210101_95福間女流四冠は勝ちを急がず、不動だった金を活用して不敗の態勢を築きつつあります。金損の後手はどこまでいっても楽になりません。

Fukuma02(朝の福間女流四冠。焦らずに優位を保つ)

(飛龍)

雨上がりの虹

16時を回り、現地はようやく雨がやんでくると大きな虹が架かりました。

Rainbow1

Rainbow2(虹の先が山の端まで見られるのは珍しいか)

Rainbow3(大きな大きなアーチだった)

Rainbow4

(飛龍)

先手優勢

Joryumeijin202401210101_58控室では上図から▲7五桂が明快といわれていました。成銀取りに打ったばかりの銀を△7四銀と引くのは苦しいですし、△8四桂なら▲1一角成△5四銀に▲6六馬(参考図)が詰めろ銀取りでピッタリになります。以下、△7四銀▲5六馬△8五銀は▲8三馬までの詰みがあり、後手に楽しみがありません。

_63本譜は▲1一角成だったため△9三桂▲8六飛△7四桂で飛車が捕まりました。以下、15時50分過ぎには下図まで進んでいます。

Joryumeijin202401210101_80Nishiyama01 (辛抱を強いられた西山女流名人。逆転なるか)

(飛龍)

大盤解説会にゲスト再び

Ooban08(大盤解説会では東八段から交代してさらにゲストが)

Ooban09(脇謙二九段は東八段の弟弟子に当たる)

(飛龍)

浜山湧水群

出雲文化伝承館には、名水百選にも選ばれている浜山湧水群の水汲み場が併設されています。

Yuusui01(出雲文化創造の郷、女流名人戦の舞台に名水が)

Yuusui02_2(時計は8時20分過ぎを示していた)

Yuusui03 (昨日、出雲縁結び空港で写したキャラクター「しまねっこ」)

Yuusui04 (先ほどの時計を彷彿とさせるフォルム)

浜山湧水はミネラル量が1リットル当たり170~220ミリグラムで年間推移し、中度の硬水に分類されます。

Yuusui05 (水汲み場。辰年の今年にピッタリかと思いきや)

Yuusui06(ヤマタノオロチだった。むしろ巳年か)

Yuusui07(個々の見た目は竜そのもの)

(飛龍)

大盤解説会に東八段登場

15時頃、休憩を挟んだ大盤解説会に立会人の東八段が登壇しました。

Ooban06(ハッキリとした口調で分かりやすい語りの東八段)

Ooban07(聞き手は引き続いて村田女流二段が務める)

(飛龍)

島根県立古代出雲歴史博物館見学

両対局者は昨日の検分後、島根県立古代出雲歴史博物館に移動しました。

Izumo01 (学芸員の説明を受けながら展示室を回っていく)

Izumo02 (復元された平安時代の出雲大社本殿の10分の1模型)

Izumo03 (模型前でポーズのリクエストに応じる)

Izumo04 (館内だが、空が再現されていた)

Izumo05 (再現された銅鐸。このように配置して埋められたと考えられている)

Izumo06(銅鐸の前でもパチリ)

※展示物は今回、特別に許可を得て撮影できています。

(飛龍)

カテゴリ