おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。
■一日のスケジュール
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩入り
13:00 対局再開・大盤解説会開始
14:00 午後のおやつ
(対局場のある「いちいのホール」に展示されているコウノトリの剥製)
【大盤解説会動画中継ページ】※解説会開始までは対局室映像を配信
https://www.youtube.com/watch?v=gM22lV3suW0
(睡蓮)
15時25分頃から対局室の検分が行われ、使用する盤と駒、照明、空調などの対局環境に問題がないかの確認がなされました。
(棋具は関根金次郎支部の所蔵する品が使われる。駒は鷹山作の関根名人書)
(左から日本将棋連盟常務理事の森下卓九段、立会人の真田圭一八段、記録係の野原未蘭女流初段)
(伊藤女流名人から、盤と記録机との距離をもう少し取りたいという要望があった)
(障子を開けたときの光の具合も確認される。窓が南向きで日中は強く日が射し込みそうということで、障子は閉めておくことになった)
(検分は15時30分に終了。最後に関根名人と阪田贈名人・王将の対局写真の前で記念撮影を行った)
本日のブログ更新は以上で終了です。明日もよろしくお願いいたします。
(睡蓮)
両対局者は14時50分頃に対局場の関根名人記念館に到着し、現地の皆さんの歓迎を受けました。
「野田市は4月に『健康スポーツ文化都市宣言』を発出します。将棋についても、関根名人記念館を建てた頃から将棋の普及に努めています。将棋文化を一人でも多くの方に広げて、野田が将棋の街になればと思っています」
(続いて、日本将棋連盟関根金次郎支部の芝田栄太郎支部長からあいさつがあった)
「関根名人記念館では、十数年、女流名人戦が行われています。いつも熱戦になりますので、明日は素晴らしい戦いを見学できるのではと楽しみにしています」
(花束贈呈も行われた。プレゼンターは、関根金次郎支部の将棋教室の生徒さん)
(セレモニーの最後は、両対局者による決意表明。まずは伊藤女流名人)
「昨年に続いて対局者として野田にくることができて、うれしく思います。長きにわたって、対局環境を整えてくださり、温かく迎えてくださって感謝しております。苦しい星取りになりましたが、自分の将棋を指すことに集中して、シリーズを盛り上げられたらと思います」
「関根名人記念館には初めてうかがいました。対局しやすい環境を作ってくださり、感謝申し上げます。明日は目の前の対局に集中して、皆さまに楽しんでいただける将棋を指せればと思います」
(睡蓮)
千葉県野田市は「近代将棋の父」といわれる関根金次郎十三世名人(1868年~1946年)の故郷であり、将棋界と縁の深い土地です。関根名人は現在の将棋界の礎を築いた大人物で、日本将棋連盟の創立、自身の持つ十三世名人を返上しての実力制名人戦発足、木村義雄十四世名人ら後進の育成など、多くの功績を残しました。また、関根十三世名人の弟子で将棋連盟会長も務めた渡辺東一名誉九段も野田市の生まれです。
対局場の関根名人記念館は市の公共施設である「いちいのホール」の中にあり、関根十三世名人ゆかりの品を展示するとともに、来館者が使用できる対局室も設けています。当地で女流名人戦の番勝負が戦われるのは、3期連続14回目です。
【野田市】
http://www.city.noda.chiba.jp/index.html
【野田市観光協会】
http://www.kanko-nodacity.jp/
【関根名人記念館】
http://www.kanko-nodacity.jp/sekinekinenkan
(関根名人記念館入り口。原田泰夫九段の筆による看板が掲げられている)
(記念館前の廊下には、棋士の揮毫色紙がずらりと並んでいる。これでほんの一部だ)
(両対局者の色紙も今回の対局にあわせて用意され、入り口にいちばん近いところに飾られている)
(こちらは伊藤女流名人の大師匠である五十嵐豊一九段の色紙。五十嵐九段は、関根十三世名人の門下だ。つまり、伊藤女流名人は関根十三世名人のひ孫弟子に当たる)
(記念館に入ってすぐのところには、関根十三世名人と阪田三吉贈名人・王将の対局時の写真が。立会人は小野五平十二世名人)
(睡蓮)
伊藤沙恵女流名人に西山朋佳女王・女流王将が挑戦している第49期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負の第3局が、明日の2月5日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。第1局と第2局を制している西山女王・女流王将は、本局で勝てば初の女流名人獲得となります。
対局開始は9時。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時で、おやつは10時と14時に出されます。先後は第2局と入れ替わり、伊藤女流名人が先手番です。
本局の立会人は真田圭一八段、記録係は野原未蘭女流初段がそれぞれ務めます。現地大盤解説会担当は、解説が藤井猛九段、聞き手が山田久美女流四段です(観覧申し込みは締め切り済み)。解説会の様子は、日本将棋連盟のYouTubeチャンネルで動画中継が行われます。
本局の中継は、棋譜コメントを銀杏、ブログを睡蓮が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
【スポーツ報知】
https://hochi.news/shogi-igo/
【ユニバーサルエンターテインメント】
https://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/
【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/49/joryumeijin202302050101.html
【大盤解説会動画中継ページ】※解説会は13時開始で、それまでは対局室映像を配信
https://www.youtube.com/watch?v=gM22lV3suW0
(睡蓮)