清水女流名人の昼食は、「あつあつ煮込み吉田うどん(小鉢・いなり寿司・冷奴)」。小鉢はごま豆腐で、上にはカニの卵が添えられている。煮込みうどんは味噌で味付けがしてある。どれもおいしそうだが、天気のいい日なので冷奴が目を引く。喉越しを想像しただけでちょっと堪えられない気分になる。
里見倉敷藤花の昼食は「本日のカップスープ」にフルーツとケーキ、紅茶。「あまり食べられないんです」と語っていた通り、軽めの食事である。「本日のカップスープ」はカリフラワーのスープ、カプチーノ仕立て。ホテルの方には「泡が消えないうちに撮ってくださいね」と言われた。どうやら泡がポイント、のようである。
対局再開は午後1時から。
(文)
図は30手目△8四金の局面。この手に対して里見倉敷藤花が考えている。▲5八金左と陣形を整備するのが普通だが、この手をチャンスと見て仕掛ける順を考えているのかもしれない。
(※局面をクリックすると大きい画像でご覧になれます。)
中継室には午前10時ごろ豊川七段が訪れ、その後入れ替わる形で本田女流二段が来訪。盤を使って棋譜を並べる。 すると再び豊川七段がやって来て、二人で盤を挟んでの検討が始まった。▲4五歩と仕掛ける手や、▲5八金左、▲3六歩などさまざまな手が出てきては、その後の展開がササッと並べられる。
▲5八金左に△5二金という手を豊川七段が指すと、本田女流二段が「はあー、金上がりですか……」と感嘆する場面も。
(文)