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2025年3月

2025年3月29日 (土)

現地大盤解説会

野田市では「興風会館」で30日13時から大盤解説会が開かれます(事前申込は終了しています)。解説・聞き手は梶浦宏孝七段、脇田菜々子女流初段が務めます。 (銀杏)

301(梶浦宏孝七段と脇田菜々子女流初段)

岡田美術館杯第51期女流名人戦五番勝負第3局は3月30日に対局

福間香奈女流名人に西山朋佳女流三冠が挑戦する岡田美術館杯第51期女流名人戦五番勝負第3局(主催:報知新聞社、日本将棋連盟、特別協賛:ユニバーサルエンターテインメント)は3月30日に千葉県野田市「野田市市民会館」で指されます。ここまで福間女流名人が2連勝。防衛にあと1勝としています。
対局は9時30分開始。昼食休憩は12時から13時に設けられています。
立会人は清水市代女流七段。記録係は宮澤紗希女流初段。現地大盤解説会の解説・聞き手は梶浦宏孝七段と脇田菜々子女流初段が務めます。スポーツ報知の観戦記は菅野倫太郎さんが担当します。
本局の中継は、棋譜・コメントを琵琶、ブログを銀杏が担当します。よろしくお願いいたします。
【スポーツ報知】
https://hochi.news/
【ユニバーサルエンターテインメント】
https://www.universal-777.com/corporate/culture/shogi/
【岡田美術館】
https://www.okada-museum.com/
【野田市市民会館(対局場)】
https://noda-muse.jp/
【第3局棋譜】
http://live.shogi.or.jp/joryumeijin/kifu/51/joryumeijin202503300101.html

2025年3月16日 (日)

感想戦

Fukuma05 (福間香奈女流名人は一気に防衛に迫る)

Nishiyama05 (西山朋佳女流三冠はあとがなくなった)

Kansou01 (感想戦の様子)

Fukuma06

Nishiyama06

Kansou02

以上で本日の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。第3局以降もお楽しみに。

(飛龍)

終局直後

Fukuma04(勝った福間香奈女流名人)

Nishiyama04 (敗れた西山朋佳女流三冠)

Chokugo01(間を置いてインタビューが行われた)

――作戦について
福間「位を取って組み合いにして手厚さ重視で考えていました」

――昼食休憩明け、55手目▲4五歩と仕掛けたのあたりの感触は
福間「1歩持つと端攻めも入るので、まずまずなのかと思いました」

――83手目▲5三歩成~▲2三歩のあたりは
福間「直接手がよく分からなかったので、本譜で少し指しやすいのかなと思っていました」Fukuma07(福間女流名人は手応えを感じながら進めていたようだ)

――よくなった局面は
福間「桂香を取って(115手目▲9八香打以降)端に使う展開になったので、駒得の分、少しいいのかなと思っていました」

――一局を通じて
福間「仕掛けあたりは難しかったのですが、方針を決めて指すことができたかと思います」

――地元出雲での勝利について
福間「地元で対局できることは励みになりますので、第3局以降も引き続き、頑張っていきたいと思います」

Nishiyama07(続いて西山女流三冠にインタビューが行われた)

――序盤の駒組みについて
西山「無難に指しているつもりではあったのですが、形勢がよく分かりませんでした」

――昼食休憩明け、44手目△4二角のあたりの手応えは
西山「△4二角やそのあとの△3五歩も、方針がよくなかったかなと思っていました。左銀を素朴に追われる手を軽視していて、少しずつよくなかったかと思います」

――最終盤は
西山「左(1~3筋)での失点がかなり大きかったので、粘るような展開になっていたと思います」

――一局を通じて
西山「こちらから動いていくことの形勢をつかみかねていて、ちぐはぐな指し回しだったかと思います」

――第3局に向けて
西山「厳しい状況になりましたが、目の前の一局にできるだけ集中して挑んでいければいいかと思います」

Chokugo02(インタビュー終了後、大盤解説会場に登壇)

(飛龍)

福間が2連勝

Joryumeijin202503160101161図の局面で西山女流三冠が投了しました。終局時刻は17時2分。消費時間は▲福間2時間32分、△西山2時間58分。勝った福間女流名人はシリーズ成績を2勝0敗とし、防衛まであと1勝に迫りました。第3局は3月30日(日)に 千葉県野田市「野田市市民会館」で行われます。

(紋蛇)

田楽刺しの変化

Joryumeijin202503160101_141上図から△9七桂成▲同玉△3五香と進めば飛車角の田楽刺しでしたが、図の▲3九角が誘っていた感がありました。

_144本譜は△4五銀以下、下図に進んでいます。

Joryumeijin202503160101_151Hikae02(井上九段と長沼八段は横に並んで見解を交わす)

(飛龍)

先手桂香得

Joryumeijin202503160101_113先手の右銀は交換することなく後手陣に入り込み、隅の桂香を取って△3三角にも▲2一成銀と逃げました。進んで下図、福間女流名人は香を重ね打っていよいよ玉頭攻めの準備を始めています。

Joryumeijin202503160101_117Fukuma03(福間女流名人は模様のよさから具体的な戦果を求める)

(飛龍)

大盤解説会その後と対局場周辺

Ooban05(15時頃、ゲスト解説として井上九段と長沼八段が登壇)

Ooban06 (今回、開催時期も例年と変わり、縁結び交流館の出番はなかった)

Shuuhen01 (西には照明施設の整った浜山公園と、その南に比高の低い松林が望める)

Shuuhen02 (企画展示室の壁には藍甕が並ぶ)

Shuuhen03(控室の近くに戻って東を望むと出雲ドーム)

(飛龍)

押さえ込み

Joryumeijin202503160101_75福間女流名人は中央から厚く構え、押さえ込みを目指す布陣です。対する西山女流三冠は豪快なサバキが持ち味。サバキを実現して穴熊の堅陣が生きる展開にできるかどうかの勝負になりました。

Nishiyama03(西山女流三冠は豪腕を発揮できるか)

(飛龍)

大盤解説会始まる

13時30分から、敷地内の出雲屋敷で大盤解説会が始まりました。

Ooban01 (大盤解説会場の出雲屋敷)

Ooban02 (定員は40名。入場には抽選で振り分けられた整理券が必要)

Ooban03 (解説の北浜八段)

Ooban04(聞き手は北村女流二段)

(飛龍)

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