2014年8月 5日 (火)

角換わりの定跡形

30

図は11時頃の局面。
角換わりの定跡形でゆったりと進んでいます。消費時間は▲羽生56分、△木村43分。
Twitter解説の山崎八段が、角換わりの序盤について詳しく語っています。

【Twitter解説】
山崎隆之>近年は一時主流だった同形の形は一部の変化では詰みまで研究され、現在は先手の勝ちとされることがおおくほとんどみなくなりました。たまに研究家のかたが結論を覆すべく挑戦されてますが、なかなか大変なようです。
 まだわかりませんが、最近は後手が同形を避け受け身の態勢で待ち、先手が先行し後手が隙あらばカウンターを決めるという展開がおおいいようです。後手の受け身の態勢は大雑把にいえば玉を矢倉に囲い、7三の歩をそのままにして戦うか△7四歩とつくかです。
 大雑把な解説の補足をすると、△7三歩型の場合は金や玉や飛の横や縦の運動で手待ち、どちらが手順の組換えパズルで良い形から戦端を開けるかで、△7四歩型の場合は仕掛けられた後、△7五歩とカウンター狙いの攻め合いを選ぶことがおおいです。
 時代の流れでいうと角換わり腰掛銀同形で後手が涙をのんだあとは、△7三歩型が主流となり盛り返しましたが、先手の手待ちの技術があがり苦戦に追い込まれたため△7四歩型から身を固めて攻めあいに活路を求めている気が、プロの中の素人という位置の私にはみえます。

(八雲)