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三条通りを東に進めば対局場ですが、ちょいと寄り道します。
(三条通りから外れて、神宮通りに進む)(平安神宮の大鳥居。その高さは24メートルにも及ぶ)(平安神宮前。昨日はイベントが開かれ、迂回してお参りする必要があった)
(京都府立図書館。正面外壁のみ、1909年の移転当時の姿を残す)(図書館横の二宮尊徳像。読書中で、背には何も負っていない)(武蔵)
藤井王座は残り時間が1時間を切り、35分となりました。△6四銀は、次の△5五歩で銀に移動を促す狙いです。以下▲4五銀に△4四歩で銀の逃げ場はありません。検討を続ける稲葉八段は「△6四銀と上がって▲8三とを緩和できています。先手の対応が難しい、という展開がいまも続いている印象です」と感想を述べました。谷川十七世名人は、ここから(1)▲8三とと(2)▲9一歩成のどちらも難しいと見ています。上図で永瀬九段も30分を超える長考を見せています。
(18時を回って、あたりは暗い)(大盤解説には糸谷八段と)(飛び入りで加藤桃女流四段が登壇した)(武蔵)
八坂神社を横目に見ながら北上すると、三条通りに出ます。
(知恩院は浄土宗の総本山。縁結びの神様「濡れ髪様」と呼ばれる)(情緒いっぱいの白河の柳並木)(上の写真は、この橋の中央から撮影したもの。幅が狭く、落ちそうで怖い)(武蔵)
図の局面で17時となり、夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲永瀬3時間19分、△藤井3時間49分。夕食の注文は、藤井王座は八代目儀兵衛ホテルオリジナル米おにぎり(ねぎみそ、塩昆布)、都ホテル一番出汁の赤出汁、ウーロン茶。永瀬九段は都ホテルカレーライスセット(サラダ、スープ付)、ウーロン茶。対局再開は17時30分です。(藤井王座は軽食で済ませる)(永瀬九段はしっかりと食べる)(武蔵)
時刻は16時30分を回り、もうすぐ夕食休憩に入ります。(指導対局は山崎八段と服部六段が担当する。服部六段の背後には糸谷八段。ゲスト棋士でありながら、受付や現場対応を担う)(徳田四段はハキハキとわかりやすく解説する)(石本女流二段)(武蔵)
藤井王座の攻め、永瀬九段の受けという構図が続きます。上図▲5六銀は△6五桂を消しながら、▲4七飛の馬取りを狙っています。▲4七飛は馬取りだけでなく、▲4三飛成△同金に▲3二角の両取りも含みにしています。9筋ではと金を作れる見込みがあり、先手は挟撃形を築きやすそうです。(加藤桃子女流四段は控室を訪れ、稲葉八段の検討に加わった)(武蔵)
対局前日、対局場まで向かうまでの道のりをお届けします。京都は名所だらけでした。(京都市街地は、一条通りから十条通りまで数字のついた通り名が北から並ぶ)(四条大橋を東に見ると八坂神社がそびえ立つ)(鴨川河川敷に座る人々。ソーシャルディスタンスと叫ばれる前から距離を空けて座っていた)
(八坂神社は祇園さんと呼ばれ、素戔嗚尊《すさのうのみこと》を祀る総本社)
(武蔵)
開始から1時間が経過した大盤解説会は、解説者が変わりました。
(ふたりは井上九段門下の兄弟弟子)(稲葉八段)
(上野四段は指導対局を終えたあとの解説)(山崎八段が指導席に座った)(谷川十七世名人も登壇した)(武蔵)
15時、おやつの時間となりました。藤井王座は宇治抹茶のクリームブリュレとアイスティー、オレンジジュース。永瀬九段はアイスカフェラテとグレープフルーツジュース、アップルジュースの飲料3種です。(藤井王座の注文)(いちごやキウイフルーツなど、色鮮やか)(永瀬九段は飲料のみ)(武蔵)
各棋士が揮毫した色紙は、大盤解説会の景品として使用されます。(疾風に勁草を知る。苦難にあってはじめて、その人の意志の強さがわかる)
(驚き恐れず、普段と変わらず平静な気持ちの様子)(山崎八段は自身の名前の文字を一文字取った)(糸谷玉といえば自由)(武蔵)