2013年1月13日 (日)

130113_aono1 二人とも個性的な将棋を強く打ち出しています。独自の将棋ですね。第1局に相掛かりになったのは意外ですが、佐藤さんはこう指そうと決めていたわけです。指し手については、△5四歩(36手目)が柔軟な発想でうならされました。3四歩を取るぞという手に反応しないで自由に取らせて手得し攻勢を取れる展開に持ち込みました。それに対抗する▲4八玉(47手目)から▲7七桂は佐藤さんの自由な発想力を思わせます。
封じ手の局面は形勢云々ではないのですが、先手は神経を使いそうで後手の方が楽しみは多いと思います。封じ手は先手玉方面を狙うために△3三桂だと思います。横歩取り△8五飛戦法に近い感覚が必要です。封じ手というより、この後の数手の構想が注目です。それによってどちらが作戦勝ちかが見えてきそうです。

Kif47

佐藤康王将は5九にいた玉を4八に移動させました。△8六歩▲同歩△同角の王手を避けたものですが、左辺の金銀から離れるだけに指しにくい手です。前期第1局の▲5七玉(参考図)を彷彿とさせる力強い玉さばきです。


Skif25

Kif45s_2

45手目▲7五同歩まで進みました。予想される進行は△7五同角▲7六銀△4二角(参考図)。△4二角では△5三角もあります。参考図では(1)▲3六銀が有力です。(2)▲7五歩は△3五歩から△3三桂が気になる筋。△3三桂には▲1六銀しかありませんが、ここまで引かされると銀が二度と使えない駒になってしまいます。また▲7五歩は△5三銀~△6四銀で目標にされるおそれもあります。

D012
(16時ごろのモニター映像)