佐藤康王将は持ち駒の桂を3七に打ちました。2九桂の跳ね場所に桂、そして3七桂の跳ね場所にも桂。桂がナナメに3個つながったような形は、苦心の受けを思わせます。「▲4五桂(93手目)は不思議な手だった。単純露骨な▲3四桂ではいけなかったのかな」と青野九段。
佐藤康王将は持ち駒の桂を3七に打ちました。2九桂の跳ね場所に桂、そして3七桂の跳ね場所にも桂。桂がナナメに3個つながったような形は、苦心の受けを思わせます。「▲4五桂(93手目)は不思議な手だった。単純露骨な▲3四桂ではいけなかったのかな」と青野九段。
少考で手を進めていた渡辺明竜王ですが、図の局面で手を止めました。83手目▲5八銀(図)は退路の確保を狙った渾身の受け。佐藤康王将が73手目に1時間9分考えた際にひねりだした手と思われます。
前期第1局、佐藤康王将は三段目の玉(▲5七玉)で勝利を手にしました。本局はさらに上、五段目まで上がっています。しかし前期と違って本局は▲3七「同」玉~▲3六「同」玉~▲3五「同」玉と、相手に強制された結果の中段玉。前期とは事情が異なります。渡辺明竜王が盤上をコントロールしています。