2015年1月28日 (水)

関係者に明日の戦型予想を聞きました。

中村修九段「角換わりが最有力ですが、同じ戦型ばかりでは対局者も飽きると思うんですよ。このあたりで矢倉がくると予想します」

佐藤秀七段「個人的には相掛かりや矢倉も見てみたいですが、角換わりが7割、矢倉が3割といったところでしょう。両者とも意地を張って角換わりになる可能性が高いでしょうね。角換わりの中でも先後同型は後手に対策がないとやりにくい。後手の専守防衛型になると思います」

長谷部二段「自分は居飛車党なので相居飛車の将棋を見てみたいです。第1局と同じ形の角換わりになるのかなと思っています」

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Dsc_0680 (乾杯のあいさつ 藤田紀夫 大田原市議会議長)

Dsc_0698 (明日の健闘を誓って乾杯)

Dsc_0749 (前夜祭は立食形式)

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Dsc_0034 (アサヒビールのお酒)

Dsc_0978 (ファンと一緒に写真を撮る郷田九段)

Dsc_0980 (歓談中の渡辺王将)

Dsc_0852 (栃木県那須塩原市在住の松本佳介六段も前夜祭に参加)

Dsc_0843 (長谷部二段は栃木県小山市出身。タイトル戦の記録係は初めてとのこと)

Dsc_0967_2 (前夜祭の最後にプレゼント抽選会が行われた)

Dsc_0929 (当選者に直筆扇子を贈る渡辺王将)

Dsc_0576 (渡辺明王将のあいさつ)

皆さまこんばんは。本日はこのような盛大な前夜祭を開催していただきまして、また多くの方に足を運んでいただきまして、ありがとうございました。主催のスポーツニッポン新聞社さま、毎日新聞社さま、ご協賛をいただいております囲碁将棋チャンネルさまに厚く御礼を申し上げます。またこの大田原市では10度目の王将戦開催ということで、市長をはじめ下野新聞社さま、また地元の皆さま方にも厚く御礼を申し上げます。

私自身はこの大田原で対局させていただくのは3年連続3回目なんですけども、このホテル花月さんは9回目ということで、王将戦の対局を熟知しておられますし、対局者にとっては安心して対局できる会場かなと思っております。この大田原対局のひとつの特徴としまして、小学生、中学生の皆さまが見学されるということがあると思うんですけれども、こういうタイトル戦を見る機会はなかなかないと思いますので、いい思い出になればと思いますし、我々プロ棋士としても、模範的な振る舞いを心がけていかなければいけないなと思いました。

今回の七番勝負は第3局ということでいよいよ中盤戦に入っていきますけども、先週の第2局は非常に反響の大きい対局でしたので、今回も負けず劣らずの将棋を指せるように力一杯がんばりたいと思います。短い滞在ですけれども、皆さま方には大変お世話になります。よろしくお願いいたします。

Dsc_0662 (郷田真隆九段のあいさつ)

皆さんこんばんは。盛大な前夜祭を開催していただきましてありがとうございます。主催のスポーツニッポン新聞社さま、毎日新聞社さま、ご協賛いただいております関係各位に厚く御礼を申し上げます。

私は大田原市には初めて参りました。栃木県には来ておりまして、学生の友人と、10年以上前になりますけど、日光などを回った思い出があります。今回来て思ったのは寒いということです。王将戦は冬のタイトル戦ですしね。しかし盤上は熱く戦いたいと思っております。今日はたくさんお子さんたちが来てくれてうれしく思いました。将棋は日本の伝統文化です。日本人の精神、持っている知恵が詰め込まれていると思っていますので、今日来てくれたみんなが、将棋のみならず、伝統文化や精神を継承してもらえたらと思いました。

明日から第3局が始まります。新聞紙上、インターネット中継で王将戦を注目してくださるファンの皆さまに、いい将棋、いい対局することで応えたいと思っております。連敗スタートですけれども、気持ちを切り替えていい将棋を指すように全力で臨みたいと思います。今日から地元の皆さま、ホテル花月さんには大変お世話になります。短い滞在ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0739 (大田原中学校将棋部の生徒から対局者に寄せ書きが贈られた)

関係者登壇、花束贈呈、記念撮影の様子です。

Dsc_0465 (左から長谷部二段、佐藤秀七段、渡辺王将、郷田九段、中村修九段)

Dsc_0481 (「与一の里大田原きらきらメイツ」から対局者に花束贈呈)

Dsc_0505 (左から与一くん、井上奈保子さん、渡辺王将、郷田九段、永井菜穂子さん)

Dsc_0534 (子どもたちと記念撮影)

Dsc_0544 (カメラマンのリクエストでガッツポーズ)

Dsc_0326_2 (青野照市 日本将棋連盟専務理事)

多くの方にご来場いただきましてありがとうございます。普段の前夜祭と違うのは、お子さんが非常に多いということですね。今期王将戦は64期になりますけども、この大田原対局に関しては大田原市さんが10年という長い年月、毎年誘致をしてくださっています。地方にタイトル戦を持っていくということは、町おこしだけではなくて、少年少女たちの頭脳の育成、プロ棋士の文化を見ていただくということでもあります。長年やっていただいている大田原市には本当に感謝を申し上げたいと思います。

今回の王将戦は、若き帝王であります渡辺王将に郷田九段が挑戦する構図です。渡辺さんは昔から竜王もとっていましたけども、どちらかというと寒い時期に強いのかなと。王将と棋王というのは2つを同じ人が持っているということが多いんですね。渡辺さんは冬型の棋士なのかなという気がします。渡辺さんにしてみたら今までずっと羽生さんや森内さんがやって来て、いくらやっつけてもまだまだ郷田さんの世代がやって来る、そういうことに驚きを感じているのではないかと思います。

明日から二日間の戦いが始まりますけども、いろいろなメディアで発信されます。スポーツニッポン新聞さま、毎日新聞さまはもちろん、地元の下野新聞さまも非常に力を入れていただいています。また囲碁将棋チャンネルさま、ドワン ゴさまのニコニコ生放送、連盟の携帯中継もあります。明日の大盤解説会にも足を運んでいただいて、盛り上げていただければと思っております。少年少女たち が「本物のプロを見た」ということが一生の思い出になるような王将戦になればと思っております。

Dsc_0373 (観堂義憲 下野新聞社代表取締役社長)

下野新聞の観堂でございます。伝統ある王将戦七番勝負第3局がここ大田原の地で今年もまた開催されますことを、非常にうれしく思っております。皆さまの熱意で10年連続、ここホテル花月では9年連続ですけれども、すっかり「将棋のまち」という言葉が定着してまいりました。栃木県は大田原が先頭を切っておりますが、宇都宮も盛んでして、来月からは棋王戦も始まります。渡辺二冠は同時進行するんですが、栃木ではこの2つのタイトル戦が行われまして、日本でも有数の将棋県というふうになりつつあります。

渡辺王将は皆さんご存知のように強いお方ですね。唯一の心配は過密スケジュールです。将棋界の新年は王将戦から始まって2月からは棋王戦、渡辺二冠はダブルタイトルマッチが始まると。以前は久保九段がそうでした。久保九段は二冠を持っていたんですが、対局は2月だけで8局。うち2局が二日制の王将戦ですから、体がクタクタだったと思います。それを調整していかないとこの期間を乗り切ることはできないでしょう。日本中の渡辺ファンは、体調をきちっと管理して進んでいただきたい、このまま4つ勝って3連覇、A級順位戦も目が残ってますので、挑戦権をつかんでくれないかと期待していると思います。

一方の郷田九段は43歳ですか、脂ののった年齢で、今回すごかったのは挑戦者決定リーグの最終戦で羽生名人を破って挑戦者に名乗りをあげた、そういうすごいことをおやりになった。七番勝負には初登場ですが、リーグには15期いらっしゃるんですね。挑戦者決定リーグは7人がいて、そのうち3人が陥落するという狭い門です。実力がすごい高みにあるということの証明なんです。

お二人の対戦成績はここ10年で調べてみたら、渡辺王将が19勝9敗と若干リードされていらっしゃいます。ここのところは渡辺王将が5連勝しています。「剛直流」郷田将棋のファンは、ここで1局勝って、さらにタイに持ち込んで、逆転していただきたいというふうに願っていると思います。第2局は150手を超す大熱闘。投了の数手前まで誰が勝っているかわからないというすごい将棋でしたね。ああいうすごい将棋を我々将棋ファンは期待しております。ぜひがんばってください。

Dsc_0424 (津久井富雄 大田原市長)

皆さまこんばんは。大田原市長の津久井富雄でございます。第64期七番勝負第3局ということで、盛り上がった戦いになるのではと、ハラハラしているとろであります。渡辺王将と郷田挑戦者をお迎えして、このように盛大に前夜祭を開催できますことを、主催者のひとりとして感謝する次第でございます。

将棋界には多くのファンがございまして、こうして10期連続で大田原でやれたというのも、皆さまのご好意、ご支援の賜物と思っております。振り返ってみますと、10年前、前市長は大田原に新しい文化を作りたいと、子供たちに夢や可能性を与えたいと、そういう思いでした。武将は戦略、戦術、そういう知的なものをわずか小さな盤の上で想定して、実戦では命をかけて戦った。そういうことを将棋の対局の背景にあるのかなと思いますと、奥の深さを感じます。将棋という広い世界でこれからを担う若いお子さんたちの姿も、日本のトップクラスの方々をお迎えして将棋の戦いをお見せできることは、大きな励みになると感じています。

明日行われます王将戦では、皆さまの期待以上のものが必ず出るものと思っておりますので、大盤解説会に参加していただいて、応援のほうも盛り上げていただければと思います。できるならば、これは私の欲ですが、今年の平成26年度というのは大田原市の節目の年であります。大田原市制施行60周年、そして黒羽町、湯津上村と合併して10周年という年度でもあります。今年は新しい可能性、種をまく時期なのかなと思っております。願わくば、11回目も王将戦をこの大田原市で行っていただければと思っております。

Dsc_0454 (日本将棋連盟から津久井市長に三段免状が贈られた)

検分後は控室で対局者が揮毫しました。

Dsc_0186 (渡辺王将の揮毫は「勇躍」「一歩千金」「快戦」など)

Dsc_0048 (郷田九段も合流後に揮毫。「晩成」「涼風」「渾身」など)

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