2015年3月20日 (金)

Img_3793 渡辺王将は香の利きへ飛車を放つ。郷田九段は取れる飛車(△1七飛・132手目)を取らずに銀(▲1八銀・133手目)を打つ。時刻は19時を回った。第6局は大激闘になった。終わりはまだ見えていない。

Img_3790 (継ぎ盤とモニターを交互に見る木村八段)

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△2六玉に▲5九角と郷田九段が飛車にヒモをつける自陣角を放った局面。黙っていれば▲3八桂△同と▲同飛と取った手が▲2八飛△2七桂▲1七銀までの詰めろになっている。▲5九角に△4八銀成と飛車を取るのは▲同角で後手は3七に打てる合駒が飛車しかない。
木村八段はモニターを見て「受けにくいですか」とつぶやく。

Img_3785 (△9八飛に▲7七玉と立った局面を映し出すモニター)

「▲7七玉は勝負した手ですね。この将棋を千日手にするようじゃということなのでしょう」と青野九段。

Img_3786 (▲7七玉が着手されたあと、両対局者を映し出すモニター)

▲7七玉に△3七銀が打たれた。飛車を責めつつ、上を厚くする手で、木村八段の形勢判断は後手持ちとのことだ。

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▲6五桂と先手の郷田九段が銀を取った局面。△9八飛と打てば▲8八銀△9九銀▲7九銀打……で千日手の可能性も示されている。後手は勝ちにいくなら△2九飛と打つ手もあるといわれている。
大盤解説会場から戻った青野九段は「逆転したんじゃないの」と話している。形勢は混沌としてきた。

Img_3570_2 (渡辺王将の手は駒台に伸びるのか。飛車を持ったら打つ場所に注目が集まる)

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図は渡辺王将が△7七角成~△3一金と自陣へ打った局面。△3一金は▲2三歩成を防いだ手で飛車成りを強要したもの。▲2三飛成△2五玉で▲1二歩と打って先手優勢と見られている。

Img_3736 (木村八段の形勢判断も郷田九段優勢と見ている。第7局の対局地、弘前に近づいている)