グランドホテル浜松(2)
グランドホテル浜松(1)
グランドホテル浜松は、JR浜松駅から車で7分ほどの距離に位置しています。客室数は262室。12階まで吹き抜けのアトリウムロビーのあるシティホテルで、昭和天皇・香淳皇后両陛下もご宿泊されました。
過去にも王将戦が開催されています。2003年の第52期七番勝負第1局、佐藤康光王将-羽生善治竜王戦と、2012年の第61期七番勝負第3局、久保利明王将-佐藤康光九段戦です。棋譜は「グランドホテル浜松の王将戦」の記事でご紹介します。
浜松城(2)
浜松城(1)
昨日の夕方、浜松城を訪れてみました。場所は浜松城公園内で、浜松市役所の隣にあります。JR浜松駅、対局が行われているグランドホテル浜松からタクシーで5分ほどの距離です。
浜松城は、徳川家康が遠州攻略の拠点として築いた城で、29歳から45歳まで過ごしました。石垣は野面(のづら)積み。自然石を上下に組み合わせて積み上げる手法で、江戸時代初期以前まではよく用いられました。表面にすき間があって崩れやすそうでも、内側に小石や砂利を詰めてあるので、水はけがよく堅固です。
徳川家康が駿府城に移ったあと、浜松城を守ったのは、徳川家とゆかりの深い譜代大名です。天保の改革を行った水野忠邦など、在城中に江戸幕府の要職に就いた者も多く、「出世城」とも呼ばれるようになりました。
明治維新後、城郭は壊されていましたが、昭和33年に天守閣、2014年に天守門が再建されました。天守閣では徳川家康や戦国時代の資料を見ることができます。
巧妙な揺さぶり
久保九段が巧妙に揺さぶっています。封じ手直前の▲1九飛(1図)が第一歩でした。
仮に△8六歩なら▲同歩△同飛▲1五歩△同歩▲同香△同香▲同飛(参考図)で先手十分です。

同じように飛車をさばいたようでも、先手の飛車は玉頭戦に参加できるため、迫力が違います。参考図で△8九飛成なら▲1九香で端が受かりませんし、△1三歩は▲1九飛として、次に▲8八香からの飛車の捕獲や、▲2五歩△同歩▲2四歩と拠点を作って▲2三香の打ち込みを見れば「先手よし」とされていました。
郷田王将は▲1九飛に△2三金(封じ手)と玉頭を強化します。しかし、そこで▲6九飛(2図)が味のよい手です。
▲1九飛△2三金の交換を入れた効果で後手玉の横腹が開いたため、▲6五歩から動きやすくなっています。実戦は△3二銀上でしたが、やはり▲6五歩△同桂▲同桂△同歩▲同飛(3図)で先手ペース。玉形の差が大きいようです。




























