2018年2月20日 (火)

100 図は18時すぎの局面。100手目に久保王将が△1一飛と飛車を引いたところです。▲5一馬に△同飛を用意しながら△4一飛といいタイミングで馬を取る手を見せたものですが、この手が指された瞬間、今泉四段は「大丈夫なの」と声を上げ、菅井王位も「大丈夫なんですかね」と同調しました。というのもここで▲6三銀成△同金▲6一金や、▲5一銀打、▲8一銀などが見えるからで、大盤解説会場から戻った阿部隆立会人は「これは難しくなったのでは。先手が勝ちになっていてもおかしくなさそうです」と述べました。

17時40分ごろ、大盤解説会に井上・日本将棋連盟常務理事がゲスト出演しました。

Photo_83 (17時40分ごろ、阿部隆立会人とともに解説会にゲスト出演した井上・日本将棋連盟常務理事)

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Photo_85大盤では阿部隆八段が93手目の▲5六銀で、代えて▲5四桂を示しており、「これは先生のお弟子さんの菅井王位が検討で示した手でして、本当、こういう手が見えるというのはすごいと思います」と話すと、「菅井君らしい手ですね」と井上・日本将棋連盟常務理事は柔かな笑顔で返しました。

92 図は17時20分ごろの局面。村田智六段や星野四段、今泉四段による継ぎ盤検討ではここで▲5六銀と逃げ、△6七銀▲5二銀△1一飛▲8四歩△4一飛▲同銀不成△5八銀成▲同金に△8八飛や△9九飛が検討され難解とされています。またモニターで口頭検討を行う菅井王位、阿部隆立会人、井上・日本将棋連盟常務理事のグループでは、ここで菅井王位が▲5四桂を挙げ、△7一玉に▲7四歩と打ってどうかと話されています。その変化に後手が自信がなければ、▲5四桂には△同歩と応じることになりますが、「それにしても▲5四桂とは、すごい手が見えますね」と阿部隆立会人は好手である口ぶりで評しました。

Photo_81 (継ぎ盤で検討する左から星野四段、村田智六段、今泉四段)

Photo_82 (こちらは口頭検討を行う左から菅井王位、阿部隆立会人、井上・日本将棋連盟常務理事)

89 図は16時45分ごろの局面。豊島八段が7八にいた飛車を5八に逃げたところです。阿部隆立会人は「このあたりの辛抱は豊島八段の得意とするところで、平然とやってのけますね」と豊島将棋について言及しました。次の手を久保王将が考慮中、残り時間40分を告げられました。豊島八段の残り時間は1時間19分。

Photo_80 (16時40分ごろ、控室に井上慶太・日本将棋連盟常務理事が来訪した)

16時30分ごろ、大盤解説会場では石本女流初段がゲスト出演。出題されていた次の一手の当選者発表を行いました。

Photo_77 (ゲスト出演した石本女流初段。兄弟子の大石副立会人とは二人では初共演とのこと)

Photo_78 (次の一手の当選者を読み上げる石本女流初段)

Photo_79 (船戸女流二段が抽選箱を持ってサポートしていた)

85 図は16時すぎの局面。豊島八段が▲2三角と飛車取りに角を打ったところです。阿部隆立会人はこの手を「仕方がなかったと思いますがこれではつらいと思います」と見解を述べました。残り時間は豊島八段が1時間26分、久保王将が1時間8分ですが、菅井王位は「少なくともここから2時間で終わる将棋ではないですよ」と難しい戦いであることを示唆しました。控室全体としては依然として後手持ちの声が多く、割れる見解となっています。

15時40分、大盤解説会に菅井王位と今泉四段が出演しました。

Photo_72 (大盤解説会にゲスト出演した菅井王位と今泉四段)

Photo_73(菅井王位は84手目△4五桂打の局面を「難しくなっていると思いますし、人によっては先手持ちという人もいるのではないかと思います」と見解を述べた)

Photo_74 (菅井王位の鋭いツッコミに苦笑いを浮かべる今泉四段)

Photo_75 (大石副立会人と船戸女流二段も部屋の片隅で解説を聞き入っていた)

Photo_76 (大盤解説会場は熱気に包まれていた)