図の▲6九銀が冷静で、羽生九段の勝ちになったと見られています。
2023年1月22日 (日)
際どい変化
後手は飛車を9八からと離して打つと見られていたところ、藤井王将は7八と近づけて打ちました。▲6九銀が飛車に当たるのはワナで、△6六金で後手勝ちとなります。羽生九段は▲4六歩と受けました。玉を4七に上がってしまえば馬取りになり、角を持てば▲5一角が厳しいという理屈です。当初は△4六同角(下図)に▲6九香で先手有望と見られていました。
しかし、検討が進むと△6八馬▲同香△5七角成▲同玉△4六銀▲同玉△4四香(変化3図)の順が発見され、先手玉が詰むや詰まざるやの際どい変化となっています。
飛車を7八から打ったことで、変化3図で▲5五玉なら△4六銀▲6六玉△7五金▲同歩△同飛成までの詰みがあります。
名物、似顔絵ケーキ
山水館では、終局後の恒例として両対局者の顔を模したケーキが振舞われます。食べるときにナイフを入れることに抵抗の声も聞かれ、まさに芸術といえるでしょう。1日目午前、羽生九段が頼んだ雪うさぎも似顔絵ケーキのパティシエ謹製です。
(前期は当時の渡辺明王将と藤井竜王、それぞれの好みを採り入れて)
藤井王将、残り時間が1時間を切る
2日目15時頃の控室
2日目午後のおやつ
15時、両対局者に2日目午後のおやつが出されました。藤井王将はアイスティー、ゆずソーダ、羽生九段ははにたん最中、ホットコーヒー。
(はにたん最中は前期、藤井王将が頼んで話題となった)








上図、昼食休憩を挟んで1時間25分を費やす長考での△7七銀に対し、羽生九段も1時間12分の長考を返して▲7七同金と応じました。
続いて△7七同馬は▲同銀なら△5七金▲5九玉△6九飛▲同玉△6八金打▲同銀△同金までの詰みを見た厳しい手です。羽生九段は▲5七銀打と受け、その局面で藤井王将は残り時間が1時間を切りました。一方の羽生九段は2時間10分を残しています。









