第73期王将戦七番勝負第1局 Feed

2024年1月 8日 (月)

15時を回り、対局者のおやつが運ばれました。注文は両者ともに飲み物のみで、菅井八段が「アイスコーヒー(エメラルドマウンテン)」、藤井王将が「とちあいかで作った苺ジュース」と「アイスティー」でした。

Img_7391 菅井八段の注文品。

Img_7402 藤井王将の注文品。

14時頃、控室に青野照市九段が来訪しました。

Img_7360 塚田九段、松本七段と継ぎ盤を挟む。
青野九段はプライベートの来訪だが「何か手伝えることがあればなんでもやりますよ」ということで、早速このあとの大盤解説会のゲスト出演が決まった。

Img_7363「先手を持ちたい感じはしないなあ」と青野九段。

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2024010765検討されていたのは、図から△7六歩▲5九角△5五歩にどうするか。▲3四歩は△2四角で先手に思わしい手がないとされた。
実戦は図から△7六歩に▲6八角と進んでいる。

Img_7308 前日に続いて早めに戻っていた菅井八段。

Img_7310 藤井王将は13時26分頃に戻って来た。

Img_7320 着座すると棋譜を手に取った。

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Img_7334 定刻となり塚田九段が再開を告げた。

Img_7339 再開すると菅井八段は▲5五歩を着手。

Img_7353 再開の一手を見た藤井王将は窓の外に目をやった。

202401076212時30分、図の局面で菅井八段が44分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲菅井5時間22分、△藤井5時間36分。昼食の注文は、菅井八段が「手打ち蕎麦(天ぷら付き)」でせいろ又は温かい蕎麦から温かい蕎麦を選んでいます。藤井王将も「手打ち蕎麦(天ぷら付き)」で、こちらはせいろを選んでいます。対局は13時30分に再開します。

Img_7281 菅井八段の注文品。

Img_7287 藤井王将の注文品。

対局が行われている大田原市の黒羽地区。松尾芭蕉はおくのほそ道の道中で黒羽の地に14日間滞在し、多くの足跡を残しています。

Img_6934前日に紹介した黒羽城址公園の堀を渡ると森に続く細道がある。

Img_6935 この細道が城址公園と芭蕉の館を分ける道だ。

Img_6938 芭蕉の館。松尾芭蕉にまつわる多くの展示物がある。

Img_6941 館が建つ場所は黒羽城、三の丸の跡地。

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芭蕉と弟子の河合曾良の銅像。

Img_6942 河合曾良の句碑が建てられている。

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10時から現地の大盤解説会が始まっています。
(事前申込制で締切りました)

Img_7216 開始から大勢のファンが参加している。

Img_7220 解説は副立会人の松本七段が主担当。立会人の塚田九段も開始から参加した。

Img_7230 開封された封じ手をファンに披露。

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10時30分を回り、対局者のおやつが運ばれました。注文は、菅井八段が「100%オレンジジュース(しぼりたて)」と「ホットコーヒー(エメラルドマウンテン)」。藤井王将が「苺ショート」と「アイスコーヒー(エメラルドマウンテン)」。

Img_7251 菅井八段の注文品。

Img_7240 藤井王将の注文品。

2024010754封じ手の▲4七飛と見た藤井王将は31分の考慮で△8六歩と開戦しました。1日目は千日手もあるかと言われていましたが、△8六歩を指したことで局面は中盤戦に入りました。

2024010757_2図は10時現在の局面。
前図から▲8六同歩△4五歩▲6六銀と進んでいます。後手は△4五歩と角道を通して積極的な姿勢を見せています。先手はしばらく受けに回ることになりそうです。

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