第71期王将戦七番勝負第4局 Feed

2022年2月11日 (金)

本局は囲碁将棋プレミアムでライブ中継されます。
1日目の解説は中村太地七段、聞き手は和田あき女流初段が務めます。
【将棋プレミアム(有料・要会員登録)】
https://www.shogipremium.jp/live/59

2日目の解説は深浦康市九段、聞き手は矢内理絵子女流五段が務めます。
【将棋プレミアム(有料・要会員登録)】
https://www.shogipremium.jp/live/60

おはようございます。第4局1日目の朝を迎えました。対局開始は9時で、本日のスケジュールは下記です。本日もよろしくお願いいたします。

9時    対局開始
10時30分  午前のおやつ
12時30分  昼食休憩
13時30分  対局再開
15時    午後のおやつ
18時以降  封じ手

Dsc_3921(今日の立川は晴れ。前日の悪天候とは一転してすがすがしい朝を迎えた)

2022年2月10日 (木)

Dsc_3777(花束贈呈は立飛ホールディングスの社員が務めた)

Dsc_3841(渡辺王将の決意表明)

「皆様こんばんは。本日はALSOK杯王将戦七番勝負第4局のレセプションに、お足元が悪いなかご参加いただきまして、誠にありがとうございます。この王将戦を長年にわたって主催していただいておりますスポーツニッポン新聞社様、毎日新聞社様、特別協賛をいただいておりますALSOK様、ご協賛いただいております関係各位の方に厚く御礼を申し上げます。立川対局は昨年に続きまして2回目になります。今回も立飛ホールディングス様、立川市の関係各位の皆様には大変お世話になります。今期の七番勝負は年明けから始まりまして、飛ぶ鳥を落とす勢いの藤井竜王と2日制の8時間という持ち時間で対戦して、非常に濃密な時間を過ごしているんですけれども、ここまで結果が出ておりません。このような状況になりますとあまり先のことを考えても仕方がないところもありますので、明日は目の前の一試合、一試合というつもりで頑張っていきたいと思います。今回の七番勝負は非常に大きな反響をいただいておりまして、スポーツニッポン新聞様、毎日新聞社様の紙面でも大きく取り扱っていただき私自身も応援をいただいております。なんとか意地を見せられるように、明日から頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

Dsc_3870(藤井竜王の決意表明)

「皆様こんばんは。本日はこのようなレセプションを開催していただきまして、ありがとうございます。主催者、協賛社様の皆様を含め大変な状況のなか、本対局の開催にご尽力いただいた関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。先ほど、対局場の『SORANO HOTEL』で検分をさせていただきまして、窓から見える景色が素晴らしいなと感じました。明日から対局となりますけど、オンラインで大盤解説会も開催していただけるということで、ファンの皆様に楽しんでいただけるような熱戦できればと思っております。皆様に大変お世話になりますが、よろしくお願いいたします」

Dsc_3890_2(小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長が締めのあいさつを述べた)

「いま北京では日本選手が熱い戦いをしています。明日の1面は男子フィギュアの羽生結弦選手でいく、と思っていますけれど明日、あさって以降、世の中の関心は北京から立川へということになると思います。渡辺王将が踏ん張ってシリーズの流れを変えるか、藤井竜王が一気に王将を奪取するか、非常に注目されると思っています。先ほど対局者のお二人から、静かな口調ではありますが、熱い決意が語られました。コロナ禍でいろいろ制約があるなか、対局が実現できるということを本当にうれしく思っております」

Dsc_3916(雪が降り注ぐルーデンス立川ウエディングガーデンのテラス)

(写真=琵琶、書き起こし=玉響)

Dsc_3591(挑戦者の藤井竜王と渡辺王将)

Dsc_3543(主催者あいさつを務めた丸山昌宏・毎日新聞社代表取締役社長)

「今期王将戦七番勝負は4連覇を目指す渡辺明王将に19歳の藤井聡太竜王が王将戦史上最年少で挑戦者になったということで、大変な盛り上がりを見せています。第4局に藤井竜王が勝たれますと史上最年少の王将が誕生し、五冠達成ということになります。これを迎え撃つ渡辺王将はタイトル獲得数は歴代4位の29期という経験豊富な方でいらっしゃいます。ここからどのような巻き返しを見せるのか、注目が集まっているところでもあります。対局場となります『SORANO HOTEL』は大変素晴らしい環境。明日からは皆様の記憶に残るような素晴らしい対局になると確信しております」

Dsc_3601(主催者あいさつを務めた佐藤康光・日本将棋連盟会長)

「三冠対四冠の対決ということで戦前から注目の集まるカードでした。ここまでの3局は終盤までどちらかが勝つか分からないような熱戦が続いています。天候は予想外の雪ということで寒い状況になっていますが、そのなかで両対局者には体調をしっかり整えていただいて、熱い勝負を見せていただければと思っております」

Dsc_3625(清水庄平・立川市長はビデオメッセージで歓迎のあいさつを述べた)

「ALSOK杯王将戦七番勝負がこの立川市で開催されますこと、地元の立川市長といたしまして、心より歓迎を申し上げます。今年の王将戦は将棋ファンだけでなく、日本中の人たちが注目する対局となっております。第4局も名勝負となりますことを期待しています」

Dsc_3660(開催地あいさつを務めた川口哲生・立川商工会議所会頭)

「王将戦という超一級のイベントが立川で開催されるということは、本当にありがたいことです。この王将戦をきっかけにして子どもたちに興味、関心を持っていただき、将来、立川から素晴らしい棋士が誕生することも夢ではないんじゃないかなと思っております。明日からの対局が歴史に残るような素晴らしいものになることを祈念しています」

Dsc_3694(両対局者を初めとした参加棋士や奨励会員が登壇した)

(写真=琵琶、書き起こし=玉響)

立川対局の開催を記念して、18時30分から「ルーデンス立川ウエディングガーデン」で歓迎レセプションが行われました。

Dsc_3471(王将戦記念扇子とキーホルダーケース、立飛麦酒醸造所の特製ビールが参加者に贈られた)

【立飛麦酒醸造所】
https://www.tachihibrewery.com/view/page/about

Dsc_3494(立飛グループは立川飛行機が前身の企業。飛行機とは縁が深い)

Dsc_3342(揮毫する渡辺王将)Dsc_3331(「王将」と揮毫する)

Dsc_3353_2 (続いて藤井竜王が筆を手にする)

Dsc_3456(「初心」と揮毫する藤井竜王)

Dsc_3459(両者とも迫力のある文字を書いた)

Dsc_3462(四冠と三冠の迫力ある揮毫)

Dsc_3466(両者が書き上げた揮毫は4枚)

15時30分から対局室で検分が行われました。SORANO HOTELでの対局は渡辺王将が昨年に続いて2度目、藤井竜王は初となります。

Dsc_3207(立会人の中村修九段が見守る中で検分が始まった)

Dsc_3219(渡辺明王将)

Dsc_3227(挑戦者の藤井聡太竜王)

Dsc_3270(窓の外に視線を向ける渡辺王将)

Dsc_3269(キャリアを重ねてより眼光が鋭くなった藤井竜王)

Dsc_3273_2(窓につけられているブラインドの上げ下げを確認する)

検分はわずか数分で終了しました。

渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑む第71期ALSOK杯王将戦七番勝負。挑戦者の藤井竜王が開幕から3連勝で、奪取まであと1勝としました。竜王・王位・叡王・棋聖と併せて史上最年少の10代五冠が誕生するのか。それともタイトル獲得29期を誇る百戦錬磨の王将が底力を発揮して巻き返しに転じるのか。第4局は2月11、12日(金・祝、土)に東京都立川市「SORANO HOTEL」で行われます。持ち時間は2日制の各8時間。第4局の先手番は渡辺王将です。立会人は中村修九段、副立会人は佐々木慎七段、記録係は鈴木麗音初段(田中寅彦九段門下)、スポーツニッポン新聞の観戦記は関口武史指導棋士五段が務めます。

【王将戦中継サイト】
https://mainichi.jp/oshosen/2022
※王将戦七番勝負の棋譜中継は公開から30日間無料です。七番勝負対局日から30日経過後に棋譜中継をご覧になるには、「毎日ID」によるログインが必要です。

【七番勝負主催】
スポーツニッポン新聞社
https://www.sponichi.co.jp/
毎日新聞社
https://mainichi.jp/

【七番勝負特別協賛】
ALSOK
https://www.alsok.co.jp/

【七番勝負協賛】
囲碁将棋チャンネル
https://www.igoshogi.net/
立飛ホールディングス
https://www.tachihi.co.jp/
inゼリー(森永製菓)
https://www.morinaga.co.jp/in/jelly/

Dsc_3171(今日の立川は午前中から雪が降っていてかなり冷え込む悪天候である)

中継は棋譜コメント入力を玉響、ブログを琵琶が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。