「皆様こんばんは。本日はALSOK杯王将戦七番勝負第4局のレセプションに、お足元が悪いなかご参加いただきまして、誠にありがとうございます。この王将戦を長年にわたって主催していただいておりますスポーツニッポン新聞社様、毎日新聞社様、特別協賛をいただいておりますALSOK様、ご協賛いただいております関係各位の方に厚く御礼を申し上げます。立川対局は昨年に続きまして2回目になります。今回も立飛ホールディングス様、立川市の関係各位の皆様には大変お世話になります。今期の七番勝負は年明けから始まりまして、飛ぶ鳥を落とす勢いの藤井竜王と2日制の8時間という持ち時間で対戦して、非常に濃密な時間を過ごしているんですけれども、ここまで結果が出ておりません。このような状況になりますとあまり先のことを考えても仕方がないところもありますので、明日は目の前の一試合、一試合というつもりで頑張っていきたいと思います。今回の七番勝負は非常に大きな反響をいただいておりまして、スポーツニッポン新聞様、毎日新聞社様の紙面でも大きく取り扱っていただき私自身も応援をいただいております。なんとか意地を見せられるように、明日から頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」
「皆様こんばんは。本日はこのようなレセプションを開催していただきまして、ありがとうございます。主催者、協賛社様の皆様を含め大変な状況のなか、本対局の開催にご尽力いただいた関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。先ほど、対局場の『SORANO HOTEL』で検分をさせていただきまして、窓から見える景色が素晴らしいなと感じました。明日から対局となりますけど、オンラインで大盤解説会も開催していただけるということで、ファンの皆様に楽しんでいただけるような熱戦できればと思っております。皆様に大変お世話になりますが、よろしくお願いいたします」
(小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長が締めのあいさつを述べた)
「いま北京では日本選手が熱い戦いをしています。明日の1面は男子フィギュアの羽生結弦選手でいく、と思っていますけれど明日、あさって以降、世の中の関心は北京から立川へということになると思います。渡辺王将が踏ん張ってシリーズの流れを変えるか、藤井竜王が一気に王将を奪取するか、非常に注目されると思っています。先ほど対局者のお二人から、静かな口調ではありますが、熱い決意が語られました。コロナ禍でいろいろ制約があるなか、対局が実現できるということを本当にうれしく思っております」
(写真=琵琶、書き起こし=玉響)