１日目の昼食は渡辺王将が天丼、羽生三冠が冷やし天ぷらそばです。
それぞれの天ぷらには地元の野菜がつかわれています。

図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺１時間12分、羽生△１時間53分。

写真は12時ごろの控室です。定跡形で駒もぶつかっていないため、検討開始は午後以降になりそうです。

（両立会人はデータベースで棋譜を調べている）

過去に数多くのタイトル戦が行われてきた陣屋。館内には貴重な資料が残されています。

（升田幸三実力制第四代名人）

（額には次のように書かれている）

陣屋にて対局する第四代将棋名人　升田幸三　画

昭和二十七年　木村義雄名人と王将戦の対局をする為　陣屋に来館した升田八段（当時）が陣屋の玄関のベルが鳴らなかったと対戦を拒否し　そのまま帰ってしまったという事件が起きました。
これが将棋の歴史に残る有名な「陣屋事件」となり今なお語りつがれています。その数日後　再び来館された升田名人が預けて帰られた当時の心情が良く表れている数少ない色紙の一枚です。

強がりが雪に轉（ころ）んで廻（まわ）り見る

（昨日撮影した庭園内にある大きなクスノキ）

（映画「トトロ」のモチーフとなったといわれている）

（宮崎駿監督の色紙。「賑わい亭」は陣屋内にあるレストランのこと）

（１日目はあいにくの雨となった）

（以降の写真は昨日午後に撮影したもの）

１日目午前のおやつは、両者ともホットコーヒー。
ブルーマウンテン系の豆で淹れられたものです。

第５局の戦型は角換わりになりました。今期七番勝負では初めての登場です。
両者の対戦で図の局面は先手４勝、後手４勝。▲渡辺－△羽生戦は渡辺王将の２勝０敗です。

（深浦康市九段）

（阿久津主税八段）

（伊藤和夫三段）