（視線は盤面へ向けたまま）

（対局室へ戻ってきた佐藤王将はすぐに棋譜を確認）

（「時間になりました」と竹下初段。すぐに佐藤王将は「残りどれくらいだっけ」と声を掛ける。「２時間と12分です」竹下初段は即答）

（佐藤王将の昼食の注文は、とちぎ黒毛和牛Ａ５サーロインステーキ定食・通常の200グラムの半分を注文）



（渡辺竜王は昨日と同じく天ざるそば）

▲２九飛に佐藤王将が21分使って12時30分となり２日目の昼食休憩に入った。消費時間は▲渡辺竜王５時間11分、△佐藤王将５時間48分（持ち時間、各８時間）。対局は13時30分に再開される。

（△２五桂に▲２九飛とした盤面モニター。攻められた筋へ飛車を振るのは手筋だ。２筋→８筋→２筋と地下鉄飛車が走り回る。

（木村八段もモニターを食い入るように見ている）

（モニターを見つつ話す阿久津七段。「どちらかというと対局姿は佐藤さんの方がエキサイトしている感じですね」）

（「まさか私が大盤解説を始めたから動かなくなったわけではないでしょうね（笑）」。大盤解説休憩時には比較的テンポよく局面が動いていた）

先手の飛車が２筋から▲８九飛と８筋へ動き、△２五歩と佐藤王将が仕掛けた。佐藤王将が２筋、渡辺竜王が８筋の玉頭攻め。全面戦争の様相を呈してきた。ただし先手は▲２九飛と戻って受ける展開になりそうで反撃を開始にはもう少しかかりそうだ。「やっと戦いが始まりましたね」とモニターを見ていた阿久津七段も楽しげだ。

（盤面モニターとニコニコ生放送を交互に見る阿久津七段）

木村八段は△５一飛を予想している。先手が放置すれば△５五歩▲同歩△同銀▲５六歩△同銀▲同銀△同飛▲同金△同角が王手飛車取りになる。△５一飛に▲５七金上は△５五歩▲同歩△１五歩▲同歩△同香▲同香△５六歩▲同金直△５五銀（変化１図・▲同金△同飛は十字飛車）▲５七歩△５六銀▲同銀△５五歩▲４七銀△４八金（変化２図）が進行の一例だ。

（控室は１階、大盤解説会場は２階）


（青空が広がっているが風は冷たい）

２日目午前のおやつは佐藤王将がフルーツ盛り合わせとホットコーヒー、渡辺竜王がフルーツ盛り合わせとフレッシュオレンジジュース。

（両者とも注文したフルーツ盛り合わせ）

（渡辺竜王の注文したフルーツ盛り合わせとフレッシュオレンジジュース）

（控室にも大盤解説会へ来場したファンの方から差し入れを頂いた）