第62期王将戦七番勝負第4局 Feed

2013年2月20日 (水)

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△5九角まで▲渡辺竜王の残りは1時間32分、対して△佐藤王将は11分。かなりの差がついている。
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(△5九角に渡辺竜王は惜しみなく時間を使っている。手番の渡辺竜王だけでなく佐藤王将の表情も厳しい)

130219cau3tc1v85「次は▲6八金がおすすめの一手と話してきました」と言いながら阿久津七段が控室へ戻ってきた。大盤解説会は次の一手が出題され休憩に入った。しばらくあって▲6八金が着手される。「おっ、▲6八金だった。それで先手優勢とも言ってきたのですが」と阿久津七段が続ける。「次の手だけ当てて形勢判断が違ってたら、強いのかへっぽこなのか分からないじゃないか(笑)」と木村八段。
木村八段と松本六段も先手優勢との見解で控室の3者の意見は先手優勢で一致した。ニコニコ生放送の深浦九段も「先手優勢」と話していた。

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東京の将棋会館では飯島栄治七段と佐藤紳哉六段によるトークショーが行われています。二人は『週刊将棋』で「深夜A時」のユニットを組んでいます。今日は被り物をして登場。研究生の伊藤真吾四段はアシスタントとして二人を手伝っています。トークショーの模様は『週刊将棋』で紹介されます。
現在発売されている『週刊将棋』2月20日号の1面は王将戦第3局。佐藤王将会心の一局です。
大盤解説会は17時からになります。
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(「深夜A時」登場)
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(カメラ目線いただきました)
A時「(ユニットを組むにあたって)紳哉さんが面白キャラなのは知られているから僕が足を引っ張るのではないかと心配でした」
深夜「栄ちゃんは引き角戦法のことしか言わないのでトークにならないと思って、最初は返事を保留していたんです」
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(「深夜A時」研究生の伊藤真吾四段)
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(真吾研究生がお題を掲げて、深夜A時がトークを展開)
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(サイン会は19時から。1枚1000円)
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(サイン入りブロマイド。1枚200円、3枚500円、5枚700円)
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(「将棋界のキアヌ・リーブス」の写真も)

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(△5五銀に対して▲8三角成と切り込む渡辺竜王)
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(△8三同金に「まあ打ちますよね」と言いながら▲3三角と打つ松本六段)
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(▲3三角と打たれ後手側に座る木村八段の手はしばし止まった)

130219ca2v1j7w76△2一飛が着手されると「う~ん、これは予定変更でしょうね。辛抱しました」と阿久津七段。
「先手が▲5六角を一手で打てている勘定です。▲5六角に△2七歩成が利かないのは……。佐藤王将になにか誤算があったのでしょう。先手ペースになったと思います」と続けた。

△2一飛までの消費時間は▲渡辺竜王5時間58分、△佐藤王将7時間16分(持ち時間、各8時間)。佐藤王将は残り1時間を切って44分。

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(先手の渡辺竜王ペースになったと語る阿久津七段)

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(佐藤王将は午後のおやつに2日連続でホット柚子ジュースを注文した。「ホテル花月」の売店でも柚子に関する数々の商品が販売されている)

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(ゆずの種とゆずぽん酢)
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(ゆずせんべいとゆずゼリー)

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(佐藤王将の注文はショートケーキ、フルーツ盛り合わせ、ホット柚子ジュース、ホットコーヒー。佐藤王将はフルーツ盛り合わせ6連投。ホット柚子ジュースは対局室へ運ばれる直前に用意される)
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(渡辺竜王の注文はフレッシュオレンジジュースのみ)

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(初手から解説を行う。△7二銀と美濃囲いにした局面では「玉寄って銀上がってハイ終わり。みなさんもやったらいいんですよ。名人だってやってるわけだし、現にほら王将がやってるんですから」と木村節はいつも通りの絶好調。
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(会場には100人ほどのお客さまが詰め掛けている)



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(大盤解説会でファンの方にプレゼントされる色紙に揮毫する木村八段)
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(阿久津七段も色紙へ揮毫する)
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(松本佳介六段も控室を訪れすぐに検討に加わる)