2026年1月25日 (日)

終局直後インタビュー

終局直後、両対局者にインタビューが行われました。その後、大盤解説会場に足を運び、訪れたファンにあいさつをしました。

Img_3934(勝った藤井聡太王将)

□勝った藤井王将のインタビュー
―― 第1局に続いての角換わり。封じ手までの形成判断は。
藤井 ▲6五歩(37手目)と突いたが、キズになる可能性もあって、その点をどう見るかと考えていた。△9五歩から△9六歩(52手目、54手目)と端に味をつけられ、形勢は難しいと思っていたが、しばらく受けに回る展開になりそうで、怖いところが多いと感じていた。

―― 封じ手(57手目▲7四歩)を選んだ判断は。
藤井 代えて▲4五桂と跳ねても、後手陣が安定していて、こちらの反動が大きいと感じた。あまり狙いはないが、手を渡す感じで指してみようと考えた。

―― △5六歩に対して、昼食休憩を挟んで1時間44分という長考で対応した。どのような読みを入れていたのか。
藤井 本譜は少し軽いかもしれないが、攻めていく順を選んだ。代えて△6五金もかなり際どいと考えていた。△5六歩に▲同歩は△6五金で、攻め合いでかなり損をしてしまいそう。ただ、▲5六同金も、△4七角で馬作りが受からない。あまり見通しの立たない局面と感じていた。

―― △6九角成に▲6三角(72手目、73手目)が、藤井王将らしいという評判だった。
藤井 自陣に手を入れるのも、どのくらいプラスか分からない。手は広いと思うが、もたれて指すイメージで考えていた。

――▲2九飛(81手目)は、最初からこういう読みだったのか、それとも予定変更だったのか。
藤井 △3六馬(76手目)のところで△4七馬なら▲3三歩とやっていこうかなと思っていたが、△3六馬だと1マスの違いで、成算が持てない変化があった。▲2九飛は息長く指そうというイメージだった。

―― 終盤、形勢の好転を感じたのは。
藤井 ▲3一飛(101手目)と打って、一手勝ちできそうな形になったと感じた。

―― 次局に向けて。
藤井 熱戦にできるように、精一杯頑張りたい。

Img_3937(敗れた永瀬拓矢九段)

■永瀬九段のインタビュー
―― 1日目の手応えは。
永瀬 早繰り銀は作戦だった。△2二玉(40手目)を省くべきだったと感じた。もう少し考えないといけなかった。

―― 封じ手あたりの形勢は。
永瀬 切らしにこられそうな将棋で、うまく手をためて難しい局面を作れるかどうかと思っていた。

―― 2日目の展開を、どのように評価されるか。
永瀬 難しい局面からすぐダメにしてしまったのか、少しずつ苦しかったのか、よく分からない。
全体的な判断が難しい将棋で、もう少し難しい局面を続けなければいけなかった。急にダメと感じたのは△6九馬(94手目)で、急に直線で負けになってしまった。局面がきついのであれば、もう少し手前に問題があったと感じる。

―― 第3局に向けて。

永瀬 手番が決まっているので、精一杯準備をして、いい将棋を指せれば。

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