封じ手の様子 藤井王将が封じ手の記入で控室へ。永瀬九段がじっと待つ。 封じ手を書き終えた藤井王将が対局室に戻った。 封じ手の封筒はいったん永瀬九段に渡される。 永瀬九段が赤ペンで封緘のサインを書き加える。 サインを確認した藤井王将の手から、立会人の藤井猛九段に封じ手が預けられた。 駒が片付けられる。 一礼をかわして対局1日目が終わった。本日の更新は以上で終わります。対局は明日9時に再開します。
封じ手を巡る駆け引き 17時54分、このまま永瀬九段が封じると思われたところで、図の▲6八金寄が指されました。この局面は手が広いところで、18時になっても藤井王将がすぐに封じるかどうかはわかりません。規定上は、18時を回った時点で、手番の棋士が「次の一手を決めた時点」で封じればよいので、藤井王将は自身の持ち時間が許す限り考え続けることができます。 永瀬九段が封じ手を巡る駆け引きを仕掛けた。 藤井王将はどのぐらいの考慮で封じるのか。
現地大盤解説会 渋沢栄一記念館で行われている大盤解説会の様子。 39手目▲5八金の局面で藤井王将が考えている間に次の一手クイズが出題された。 先輩から予想の先手を譲られた金井六段は△5三角を予想。「当たったら嬉しい手です」。 後輩に先手を譲った佐々木慎七段は△8六歩を予想。「今回の藤井王将は積極的なのでこういう手を選ぶのではないかと。手も広くなるので、いろいろ解説もしやすくなります」。 35分の考慮で指されたのは△5三角でした。金井六段の予想が的中です。
1日目午後のおやつ 15時を回り、対局者のおやつが運ばれました。注文は、永瀬九段が「あまりん(いちご)」、「深谷産いちご『あまりん』のパフェ」、「開運渋沢栄一抹茶オレ」、「深谷産いちご『あまりん』のスムージー」、「スペシャルティホットコーヒー」。藤井王将が「あまりんのロールケーキ」、「深谷プミアムスムージー」。 永瀬九段の注文。イチゴまつり状態だ。 藤井王将の注文。 こちらは「深谷プレミアムスムージー」の素材。
旧渋沢邸「中の家」(1) 対局が行われている「旧渋沢邸『中の家』(なかんち)」は、渋沢栄一が生誕から23歳まで過ごしたとされる地です。当時の建物は焼失しており、その後、栄一の妹夫婦によって建てられたものが現在の「中の家」です。 主屋。 裏手には綺麗に整備された竹藪があった。 若き日の渋沢栄一の像。
対局再開 対局室には永瀬九段が先に戻っていた。 黙想して精神統一。 しばらくして藤井王将が戻って来た。 扇子を片手に持つ、お馴染みのスタイルで考える。 再開して1分ほどで藤井王将が△8五歩を着手した。 藤井王将の指し手を見た永瀬九段は、うつむいて脳内で考えていた。
1日目昼食休憩 12時30分、図の局面で藤井王将が15分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲永瀬2時間6分、△藤井1時間9分。昼食の注文は、永瀬九段が「深谷ねぎカレーやきそば」。藤井王将が「煮ぼうとう・とろろご飯」。対局は13時30分に再開します。 永瀬九段の注文。 藤井王将の注文。
永瀬九段が仕掛ける 11時40分過ぎ、永瀬九段が速攻を仕掛けました。部分的には、よく見られる早繰り銀の仕掛けですが、局面全体を見ると「ありそうでない形」と言われています。ここから徐々に激しい戦いになっていくのか、いったん局面が収まるのか。どちらの展開も考えられます。 永瀬九段が爽やかに速攻を仕掛けた。