2025年2月

2025年2月15日 (土)

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71手目▲1四同飛の局面で18時になり、永瀬九段が次の手を封じることになりました。永瀬九段はすぐに封じる意思を示しました。

封じ手までの消費時間は▲藤井4時間25分、△永瀬2時間57分(持ち時間各8時間)。明日9時に封じ手が開封され、対局が再開されます。

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図は△7二香と打って、▲7三歩成に△同香の反撃を見せた局面です。放っておいても△6五桂~△7四香があるので、▲1五飛が予想されています。手番の藤井王将にとって気がかりなのは残り時間の差で、約2時間の開きがあります。封じ手時刻まで、あと1時間ほどです。

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(17時頃、山水館から見える摂津峡の光景)

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(あたりは薄暗くなっている)

図で永瀬九段が考えています。

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(大盤解説会には山崎隆之九段と徳田拳士四段が出演)

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山崎「次の一手、△8九歩成が96票、△6五歩が27票、その他が35票。あっ、半々ですね。あれ? 半々じゃないか」

徳田「先生、何をおっしゃっているのかわからないです」

山崎「もう△8九歩成でしょうから、次の一手の抽選しませんか」

徳田「ちょっとまだ早いのでは……」

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(次々と笑いを取る山崎隆之九段)

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(鋭くツッコミを入れる徳田拳士四段)

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(会場外に展示されている3Dホログラム。30秒程度、将棋のまち・高槻のPR動画が流れている)

15時を回って、午後のおやつが運ばれました。藤井王将は昔ながらのプリン、アイスレモンティー。永瀬九段はフルーツボートとプチシュー、ホットミルクココア、リンゴジュースです。

Img_6503(少し固めの仕上がりで、汽車形のクッキーが添えられた)
Img_6493(たっぷりのフルーツは、山水館の女将のアレンジが加わる)

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大盤解説会場の控室でも検討が行われています。上図は△8八歩に対して▲9七桂と逃げた局面。▲8八同金や▲同銀と応じると見られていましたが△6五歩が嫌味だったようです。控室では「香得が確定している後手に悪い要素が見当たらない」と言われています。

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(大盤解説会場外のフォトスポットにて。徳田拳士四段、森本才跳四段、伊藤博文七段、山崎隆之九段。伊藤博七段と森本四段は今日行われている「高槻こども王将戦」の審判。伊藤博七段は徳田四段の色紙を持っている)

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(大盤解説会場控室。上記4人のほか、浦野真彦八段と濱田剛史・高槻市長が検討している)

高槻芸術文化劇場では大盤解説会が始まりました。副立会人の山崎隆之九段の出演に合わせて、記者も会場で取材しています。

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(会場は大勢の方が訪れている)

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(高槻市の教育委員を務める浦野真彦八段が飛び入りで解説している)

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(聞き手は川又咲紀女流初段)