「皆さんこんばんは。(客席を見ながら) いや、もうびっくりしましたね、この迫力に。なんか将棋とは思えないような(笑)。でも、本当に皆さんも将棋好きなんだなっていうのがすごく感じました。明日から本当にすばらしい対局場で将棋ができるということで、本当に感謝しています。成績はちょっといま振るわないんですけど。将棋の内容もあまりよくありませんけど。本当、今はすごくいい状態なので、明日からの対局に集中したいと思います。 皆さんも2日間、応援と将棋の素晴らしさを感じてください。頑張ります」
「本日は第73期ALSOK杯王将戦第4局の前夜祭に、お足元の悪いなか本当に多くの方にお集まりをいただきまして、ありがとうございます。また、この王将戦を主催していただいております毎日新聞社さま、スポーツニッポン新聞社さま、特別協賛のアルソックさま、協賛の各社さまをはじめ、関係各位の皆様に厚くお礼申し上げます。
今年で4回目を迎える立川対局は、立飛ホールディングスさま、立川市さまをはじめ、本当に多くの方々に支えられています。今年も開催を迎えられることを、本当にありがたく思っています。今年は昨年に開業した「オーベルジュ ときと」さまで対局を開催していただく運びになりました。先ほど検分にも伺ったんですけれども、本当にその洗練された素晴らしい雰囲気のなかでタイトル戦ができるということで、非常に楽しみしています。明日、明後日の対局となりますが、2日間にわたる対局なので、一手一手しっかり読みを入れて作り上げていくような将棋にできればと思っています。どうぞよろしくお願いいたします」
書き起こし=紋蛇、撮影=玉響