昼食休憩再開後、1図から△6六角▲7六歩△3九角成▲8六角△4九馬(2図)と進みました。
立会人の中村修九段は依然として形勢は難解との見解を示しているが「渡辺さんが▲2二と(77手目)に長考(1時間49分)したのは誤算があったからではないかと感じました。先手は7筋の嫌みを解消しながら▲8六角と角を活用できた点、後手は角を成り込んだ点がお互いの主張です。目につく順は▲3一角成△5一玉▲7五桂ですが、△2七馬と引かれたときにどうか。△4九馬は△2七馬から飛車を取りにいく手と△3四金と桂を取って△6六桂の攻めを見ています。先手にうまい手があるような気もしますが、忙しい局面かもしれません」と解説しています。