2022年1月

2022年1月21日 (金)

検分終了後、両対局者はインタビューと揮毫に移りました。
Img_5929(揮毫する渡辺王将)
Img_5938(渡辺王将の大きな望みとは)
Img_5930(渡辺王将が揮毫する間、藤井竜王はインタビューを受ける)
Img_5942(文字から記入した渡辺王将に対し、藤井竜王は名前から)
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Img_5968(藤井竜王の揮毫中、今度は渡辺王将が取材を受けた)

両対局者と関係者が山水館に到着後、15:30分頃から検分と揮毫が始まりました。検分は谷川九段の主導のもと行われ、スムーズに進行しました。
Img_5881(先手の渡辺明王将)
Img_5883(後手の藤井聡太竜王)
Img_5899(大きな滞りなく、5分ほどで終了した)

渡辺明王将(名人・棋王)に藤井聡太竜王(王位・叡王・棋聖)が挑む第71期ALSOK杯王将戦七番勝負は、第1局を藤井竜王が制しました。第2局は1月22・23日(土・日)、大阪府高槻市「山水館」で行われます。本局の立会人は谷川浩司九段、副立会人は稲葉陽八段、記録係は折田翔吾四段、観戦記の執筆は関口武史指導棋士五段がそれぞれ務めます。
インターネット中継は棋譜・コメント入力を夏芽、ブログを武蔵が担当します。どうぞよろしくお願いします。

【主催:スポーツニッポン新聞社】
https://www.sponichi.co.jp/society/tokusyu/shogi/
【主催:毎日新聞社】
https://mainichi.jp/oshosen/2022
【特別協賛:ALSOK】
https://www.alsok.co.jp/
【協賛:囲碁将棋チャンネル】
https://www.igoshogi.net/
【協賛:立飛ホールディングス】
https://www.tachihi.co.jp/
【協賛:inゼリー】
https://www.morinaga.co.jp/in/jelly/

第2局共催=高槻市、公益社団法人高槻市観光協会
第2局後援=高槻市教育委員会、高槻市商工会議所
第2局協力=J:COM高槻

2022年1月10日 (月)

Dsc_3314(先勝した藤井竜王。初の王将獲得、五冠に向けて好発進)

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Dsc_3325(渡辺王将は過去6戦全勝の掛川で初黒星)

Dsc_3350

Dsc_3331

Dsc_3358(掛川城が見守るなか、感想戦は終盤まで熱心に行われた)

本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。

Dsc_3284(終局直後)

Dsc_3293(先勝した藤井竜王。最後はきれいな詰みで逆転勝ちを収めた)

【藤井竜王】

――今日の内容を振り返ってください

藤井 序盤から類型が少ない形になって、一手一手が難しかったです。途中からこちらの4六銀の形があまりよくない格好になりましたので、少しずつ苦しいのかなと思っていました。

――終盤の攻防について

藤井 いろんなミスがあったかなと思うんですけど、秒読みだったのでわからないままやっていました。

――手ごたえは?

藤井 最後までわからなかったんですけど、▲4五桂から▲4三金で際どく詰んでいるかなと思いました。

――先勝スタートです。

藤井 この内容をしっかり振り返って、次につなげられるようにしたいと思います。

――王将戦七番勝負では初勝利です。

藤井 第2局に向けて、しっかり取り組めて行けたらと思います。

Dsc_3296(敗れた渡辺王将)

【渡辺王将のインタビュー】

――本局を振り返ってください

渡辺 ちょっと歩が少ないので苦しめかなと思ってやっていたんですけど。終盤はチャンスがあるかなという感じで指していたんですが、最後はわからなかったです。

――終盤はいかがでしたか

渡辺 金を捨てて攻めていったのがよくなかったかなと思うんですけど、秒読みだったのでよくわからなかったですね。

――第2局の抱負をお願いします

渡辺 始まったばかりなので、やっていきたいと思います。

Ousho202201090101139王将戦七番勝負第1局は19時27分、139手で藤井竜王が勝ちました。消費時間は、▲藤井7時間59分、△渡辺7時間59分(持ち時間は各8時間)。第2局は1月22、23日(土、日)に大阪府高槻市「山水館」で行われます。

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▲5六歩と手を戻して、残り時間は▲藤井6分、△渡辺4分と逆に藤井竜王が多くなっています。森内九段は「後手は嫌みが多いですね。実戦的には大変か」と話し、取材本部から対局場のほうへ向かいました。

20220110k「後手勝ちそうですが……」と森内九段。藤井竜王が勝負手を放って、楽にさせません。▲5五桂に△5四玉や△4四玉は▲5六歩と手を戻されると、後手玉が狭くて怖い思いをするようです。かといって△3二玉は▲4三金△2一玉▲5六歩とされたときに寄せられるかどうか。

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残り時間36分のうち、24分使って▲1二歩と攻めました。残り12分の藤井竜王に対し、渡辺王将は26分残しています。
▲1二歩の狙いは△同香▲1三歩から香を手に入れての▲4六香です。しかし、△7七桂成でかなり迫られるので、リスクは高いです。
森内九段は△1二同香▲1三歩△7七桂成▲同金△6七歩▲同角△6六歩で後手勝ちそうと話しています。銀を取ってから6筋の叩きが急所で、先手玉は薄さを突かれた格好です。

Dsc_3241(2日目対局再開時の藤井聡太竜王。扇子を手に考えていた)