2020年3月 6日 (金)

局後インタビュー

Img_2317_i_hiro

(広瀬八段)

――対局1日目を振り返って。
広瀬 戦いが始まったところから正しく対応できるかが焦点だと思っていましたが、本譜がどういう感じだったのか分からなかったです。

――封じ手以降は受けの展開が多かった。形勢判断は。
広瀬 駒得という感じにはあまり見えなくて、しばらく進むと形勢が悪くなってしまったように思います。元々悪かったのかどうかは分からないですけど。そのあたりの指し方がどうだったのかなと。

――最終盤、勝ちを意識した局面は。
広瀬 最後は詰んでいた可能性もあったのですけど、最後の最後で156手目△3八玉でギリギリ詰まないように思いました。

――王将奪取に王手。第6局以降の抱負。
広瀬 本局が終わったばかりなので何ともいえないですけど、次局に向けて頑張りたいと思います。

Img_2339_i_wata

(渡辺明王将)

――対局1日目を振り返って。
渡辺 封じ手のところは互角だと思っていました。駒割りも互角なので。62手目△1四歩で先に香を取りにこられてからは苦戦を意識していました。

――69手目▲6三角成のあたりは神経を使う手が続きました。
渡辺 あのあたりは香損なので、仕掛けたわりにはイマイチといった感じでした。やはり香損してからは苦しいと思います。

――97手目▲2六銀で挟撃態勢を築きました。
渡辺 あのときは好転したと思ったのですけど、そのあとの寄せ方が……何だか方針がちぐはぐだったのか、受けるなら受ける、攻めるなら攻めるとするところで中途半端な指し方をしてしまいましたね。

――次節に向けての抱負。
渡辺 すぐ来週にありますので、最後まで精一杯頑張ります。