2020年2月

2020年2月 8日 (土)

2002_05112時30分、広瀬八段が6分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡辺1時間39分、△広瀬1時間23分(持ち時間は各8時間)。昼食は両者とも「うな重定食」です。対局は13時30分に再開されます。

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2002_04111時30分ごろの局面。先手は3筋を押さえて後手の2筋を壁形にしました。後手は8筋を押し込んでいます。互いに主張点を持っての戦いです。
「先手は3五銀をどう使うか。前進していますが浮き駒でもあるので△8五飛が当たってきます。本局は角換わりで始まりましたが、いまは相掛かりに近い戦いになりました。実戦例が少なく、新しい将棋といっていいと思います」(中座七段)

Dsc_5300(中座七段)

10時30分、おやつが出されました。ケーキは「フロ・プレステージュ」(→リンク)、和菓子は「すずらん本舗」(→リンク)の品です。

渡辺王将 とちおとめショートケーキ、フレッシュオレンジジュース
広瀬八段 和菓子(白梅、おとづれ)と抹茶のセット

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Dsc_5254(メニュー表)

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渡辺王将は現在、王将戦と棋王戦のダブルタイトル戦を戦っています。2月は叡王戦の挑戦者決定戦三番勝負もあり、対局続きとなります。名人挑戦も決めた渡辺王将は2月から春にかけて五冠挑戦も可能ですが、ハードスケジュールを乗り越えないといけません。1月末の自身のブログで、「2月は番勝負が3つ並行で自分でも経験したことがないスケジュールですが、上手く立ち回れるように頑張りたいと思います」とつづっていました。
ちなみに広瀬八段も昨年10月から11月にかけて、竜王戦や王将戦、将棋日本シリーズ等でハードスケジュールを強いられました。勝つからこそ忙しくなる。それは強者の宿命でもあります。

Dsc_5201(渡辺王将)

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9時35分の局面。角換わりは相腰掛け銀が主流ですが、本局は相早繰り銀になりました。図の局面の前例は先手31勝、後手31勝、1千日手。両者は2018年12月の叡王戦本戦でこの形を指しています。当時は91手で先手の渡辺王将が勝ちました。


Dsc_5208(渡辺王将が17手目に▲3七銀と趣向を見せた)

Dsc_5154(広瀬八段は20手目△7三銀と対抗した)

おはようございます。大田原は好天です。

【渡辺3冠「やるしかない」、広瀬八段「エンジンかかった」 王将戦第3局】
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/02/08/kiji/20200207s000413F2540000c.html

09時00分 対局開始
10時30分 午前おやつ
12時30分 昼食休憩
13時30分 対局再開
15時00分 午後おやつ
18時00分以降 封じ手

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囲碁・将棋チャンネルと将棋プレミアム(有料ネット放送)で中継があります。

【囲碁・将棋チャンネル】
2月9日(日)8時45分~12時、13時30分~19時32分
※対局終了まで延長放送
https://www.igoshogi.net/

【将棋プレミアム】
8日(土)8時50分~(解説なし)
http://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=8b1e5bb46c05b36d5a9afd68a825a055

9日(日)8時40分~(解説:深浦康市九段 聞き手:内田晶さん)
http://www.igoshogi.net/shogipremium/live/live_info.html?live_id=20555a487b8b2f8c4e87177ff108d996

以上で対局前日の更新を終わります。明日もよろしくお願いします。