2018年2月

2018年2月18日 (日)

検分が終わったあと、別室で記念の揮毫が行われました。

Photo_23 (まずは久保王将から。和紙6枚に続けて揮毫した)

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Photo_27 (盤を収める蓋(箱)の中という珍しい揮毫も)

Photo_28 (落款を押して完成。久保王将は「前後際断」、「万里一空」、「練磨」の言葉を揮毫した)

こども将棋王将戦の表彰を終えた両対局者は、ホテルに戻り、検分を行いました。16時20分から始められた検分は、10分ほどで大きな問題もなく終了しました。

Photo_18 (16時20分ごろに検分は開始された)

Photo_19 (駒を盤に数枚出す久保王将。駒は昨年の第2局でこの地で使われたものとのことだ)

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15時40分ごろ、こども将棋王将戦の表彰式に両対局者は向かいました。

Photo_13 (ホテルから大会会場へ向かう両対局者)

Photo_14 (表彰式前の様子)

まずは久保王将が挨拶しました。

Photo_16 (「ここに残った人はみなさん成績がよかったと思うんですけど、勝ったときは喜び、負けたときは何がよくなかったのかを考えて今後につなげてもらえたらと思います。明日はいい将棋が指せるように頑張ります」)

続いて豊島八段の挨拶

Photo_17 (最後まで残ってくださってありがとうございます。王将戦はここまで苦しい展開できていますが、明日からの第4局ではなんとか頑張っていい将棋を指せるようにしたいと思います。皆さんは将棋を見て楽しんでいただければと思います)

挨拶のあと、各クラスの表彰式が行われました。各クラスの優勝者はこのあと前夜祭に参加となります。

A (Aクラス入賞者)

B1 (Bクラス入賞者)

B (Cクラス入賞者)

D (Dクラス入賞者)

Photo_15 (表彰式に残っていた参加者全員による記念撮影)

18日は王将戦第4局の開催を記念して、尼崎市中小企業センターで「こども将棋王将戦」が行われました。

Photo_7 (こども将棋王将戦が行われた尼崎市中小企業センター)

Photo_8 (空には虹が浮かんでいた)

Photo_9 (13時ごろ、会場では熱戦が繰り広げられていた)

Photo_10 (大会の審判を務めた矢倉規広七段)

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2018年2月17日 (土)

久保利明王将に豊島将之八段が挑戦する第67期王将戦七番勝負は、豊島八段の先勝後、久保王将が連勝で返し、ここまで久保王将が2勝1敗としています。第4局は2月19・20日(月・火)に、兵庫県尼崎市「都ホテルニューアルカイック」で行われます。対局開始は19日9時、持ち時間は各8時間、先手は豊島八段。1日目の18時以降に封じ手が行われ、2日目に指し継がれます。

立会人は阿部隆八段、副立会人は大石直嗣七段、記録係は徳田拳士三段(小林健二九段門下)。将棋プレミアムの解説と聞き手は1日目が村山慈明七段と貞升南女流初段、2日目が戸辺誠七段と内田晶さん。日本将棋連盟モバイルのTwitter解説は1日目が西田拓也四段、2日目が杉本昌隆七段です。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を飛龍記者、ブログを潤が担当します。

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Photo (対局場となる都ホテルニューアルカイック)

2018年2月 4日 (日)

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■久保利明王将
――早めに▲9七角(13手目)と上がりましたが、作戦だったのでしょうか。
久保 逆を持って指されたことがあったので、考えて、やってみようかなと思いました。
――攻めさせる展開になりました。
久保 大丈夫かと思いましたが、考えてみると際どい。どこかで妥協しておくしかなかったかもしれないですね。
――封じ手のあたりはいかがでしたか。
久保 あのあたりがいちばんわからなかったですね。
――よくなったと思われたところは。
久保 △4二桂(70手目)に▲同角成が利けばよくなると思いました。
――勝ちと思われたところは。
久保 ▲7三桂成(93手目)のときに自玉に詰みがなければ、と。
――これで2勝1敗、第4局に向けての意気込みをお願いします。
久保 また準備して頑張りたいと思います。

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■豊島将之八段
――かなり早いペースで指されていました。
豊島 いろいろあって、どうやってもいい勝負と思いました。ただ、仕掛けがちょっとまずかったかもしれません。竜ができればまずまずかなと思ったんですが、大局観がよくなかったですね。
――封じ手のあたりは。
豊島 際どい変化が多いんですが、あまりいける感じがしなかったです。
――途中で長考されました。
豊島 どうやっても進めてしまうと負けになってしまう。かなり困っていました。自信が持てる変化がまったくなかったので。△4二桂(70手目)と打ってもきついだろうと思っていました。
――これで1勝2敗ですが、第4局に向けて。
豊島 切り替えてまた頑張りたいと思います。

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久保利明王将に豊島将之八段が挑戦する第67期王将戦七番勝負第3局は、16時45分に97手で久保王将の勝ちとなりました。消費時間は▲久保6時間39分、△豊島7時間15分。本局の結果、七番勝負は久保王将が2勝1敗でリードしました。
第4局は2月19・20日に兵庫県尼崎市「都ホテルニューアルカイック」で行われます。