関係者一行は対局場の掛川城に移動し、15時前から検分が行われました。駒を数枚並べて、調光の具合などを確かめます。外光の入り方や暖房器具についても確認。特に問題はなく、検分は数分で終了しました。郷田王将が駒を平箱にしまう際には、神谷八段が「これは対局のときには駒箱に入っているんだよね？」と話しかけて、場を和ませていました。

検分を終えた両対局者は揮毫をしてから、記念撮影を行いました。記念撮影の模様は明日にご紹介します。このあとは18時30分から前夜祭が行われます。

両対局者は新幹線で掛川入り。駅からバスに乗り換えて、掛川生涯学習センターで行われている掛川こども王将戦を視察しました。会場では両対局者から激励のあいさつがありました。

郷田真隆王将に久保利明九段が挑む第66期王将戦七番勝負が開幕します。挑戦者の久保九段は第59期、第60期の王将。郷田王将の３連覇か、久保九段の復位か。注目のシリーズは、１月８・９日（日・月）に静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で第１局が行われます。立会人は神谷広志八段、副立会人は飯島栄治七段、記録係は渡辺正和五段。対局の模様は将棋プレミアムで中継されます。Twitter解説は１日目を阿部光瑠六段、２日目を広瀬章人八段が担当します。

インターネット中継は棋譜・コメント入力を睡蓮、ブログを文が担当します。

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