(3勝目を挙げた渡辺明王将。防衛まであと1勝とした)
【渡辺王将インタビュー】
――角換わりは予定でしょうか
(2手目が)△8四歩ならと思っていました。
――前例のある進行でしたが
▲3五歩(59手目)でどうなるかとやってみたかった。
――直後の△4五銀直は予想していましたか
ばらして銀(64手目△6九銀)は一番普通かと思いました。
――封じ手の局面はどうでしょうか
手が広い局面なので、見通しは立っていませんでした。
――79手目▲1一銀の局面はどうでしょうか
角損の攻めなので、ちょっとわかりませんでしたが、ほかに手もないと思ったので。
――よくなったと思ったところは
▲6九金(95手目)のあたりですかね。
――この一局を振り返って
いろんな手があったので△8六歩(68手目)のあたりは正しく指せたかどうか。
――これで3勝になりました
もう終盤戦なので悔いの残らないようにしたいです。
(敗れた羽生善治三冠。先手番となる第6局で追いつけるか)
【羽生三冠インタビュー】
――前例のある進行でしたが▲3五歩は予想していましたか
▲3五歩の応接はちょっとわからなかったですね。
――戦いが始まったあたりの成算は
攻め合いもどうかと思いましたが、代わる手もなかったのでやってみましたが、▲1一銀の反動も厳しかったですね。もう悪いのかもしれない。何かあったかもしれませんが、今すぐにはわかりません。
――終盤戦はいかがでしたか
難しいところもあったかもしれませんが、足りない感じはありました。