対局再開と同時に手が進みました。1図から△4六角▲同歩△同飛▲5七銀△4九飛成(2図)となって、後手がペースをつかんだようです。先手も▲2三飛成と飛車を成り込むことができても、後手玉が美濃囲いの堅陣のため有効な攻めが見込めないと言われています。加藤女流三段にとって正念場を迎えています。
(鈴木環那女流三段)
(室谷由紀女流三段)
(佐藤康光会長が検討を見守る)
(琵琶)
(早めに対局室に戻ってきた加藤女流三段)
(その後、しばらくして里見女流名人も戻ってきた)
(座るとともに盤上を見つめる)
(再開後、すぐに△4六角を決行した里見女流名人)
(加藤女流三段もノータイムで▲4六同歩と応じる)
(午後の戦いが始まった)
(両対局者が退出し、静まりかえっている対局室)
(昼食休憩時の局面。手前が先手の加藤女流三段)
(先手玉の周辺)
(後手玉の周辺。駒は大竹竹風師作の巻菱湖)
(本局で使用されている盤駒は将棋連盟所有のもの)
(対局室・開化亭の玄関)
12時、この局面で里見女流名人が25分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲加藤1時間18分、△里見54分。昼食のメニューは両者とも豆アジ天うどん(温)です。おやつは里見が季節(紅玉りんごとあずき)のパイ、あずきのどらやき、カフェオレ。加藤が季節のパイ、烏龍茶でした。いずれも開化亭のメニューです。対局は13時から再開されます。
(開化亭の豆アジ天うどん)
(里見女流名人が注文したおやつ)
(加藤女流三段が注文したおやつ)
(立会人の飯野健二八段と佐藤康光日本将棋連盟会長が継ぎ盤を挟む)
(アクリル板越しでも鋭い視線が印象的な佐藤康会長)
戦型は里見女流名人のゴキゲン中飛車に対して、加藤女流三段が超速3七銀戦法で応戦しています。1図は後手が△4四銀と上がる銀対抗と呼ばれる形です。
10時30分現在、2図まで進みました。類似局面はあるものの、同一局面は指されていないようです。
なお、午前のおやつは昼食時にとの希望でした。
(9時15分、挑戦者の加藤女流三段が対局室に入室)
(女流名人戦五番勝負に初登場の加藤女流三段)
(窓の外に視線を移す)
(里見女流名人の入室は9時19分)
(駒を並べる里見女流名人)
(駒を並べる加藤女流三段)
(険しい表情で盤上に視線を落とす里見女流名人)
(岡田美術館の小林忠館長による振り駒が行われた)
(と金が3枚出て、加藤挑戦者の先手番に)
9時30分、対局が始まりました。
(振り駒で先手を得た加藤女流三段の初手は▲2六歩)
(里見女流名人の2手目は△3四歩だった)
(今期も五番勝負が静かに始まった)