西山女流名人がひたひたとと金で重圧をかけています。少し前に3三にあった銀を4二に引きつけた手の味がよく、差が縮まったと見られています。
現局面での残り時間は、福間女流四冠が46分、西山女流名人が24分です。
(翔)
(15時半頃の大盤解説会。清水市代女流七段がゲスト出演している)
(観音堂から見える庭の飛び石。周囲は少しずつ暗くなってきた)
上図は▲2八角と打った局面。大盤解説会の休憩で控室に戻ってきた黒田尭之五段は「▲2八角は見えづらいですが、厳しい手ですね」と話しています。△2九竜は▲7三角成~▲2九竜があります。
竜を追ったあと、▲5五角右と出て3三の銀を狙いました。
(再開直後の対局室)
(15時頃の大盤解説会)
(糸谷哲郎八段がゲスト出演している)
(宮島の魅力を語る糸谷八段を見る黒田尭之五段)
大聖院の境内には小さなお地蔵さんがたくさんいらっしゃいます。中には変わったポーズをしていたり、お地蔵さんなのか悩ましいものもありました。
図は▲4五桂の局面。立会人の糸谷哲郎八段は▲4五桂の直前に「形勢はいい勝負です。後手の角と銀が使いづらいのでしいて言うなら先手持ちでしょうか」と話しています。
(検討する糸谷哲郎八段)
(日本将棋連盟常務理事として来訪している清水市代女流七段も検討する)
対局者の午後のおやつが用意されました。
(西山朋佳女流名人のおやつはコロネ&いちご大福セット)
(福間香奈女流四冠のおやつはフルーツ盛り合わせ)
図は△2八飛成の局面。双方が竜を作りました。糸谷哲郎八段は「後手は△7六桂から角を無理やりさばく順を狙っているかもしれません」と話しています。後手の駒の働きがあまりよくないので、やや先手持ちと言われています。
(対局室に飾られているのは左から鬼子母神、孔雀明王、大黒天。鬼子母神は安産と保育の神。孔雀明王は密教特有で珍しいものとのこと。仁和寺でのある大事なお勤めで孔雀明王を拝むことから、大聖院にも置かれている。また奥は76世座主が扇面にしたためたものを屏風に仕上げている)