里見香奈女流名人に上田初美女流三段が挑戦する第43期女流名人戦五番勝負は挑戦者が先勝して第2局を迎えました。女流タイトル五冠の絶対的強者である里見女流名人に対して、上田女流三段が先攻したことで、シリーズは激闘を予感させる展開を見せています。
対局は1月22日(日)島根県出雲市「出雲文化伝承館」で行われます。対局開始は9時、持ち時間は各3時間、先手は里見女流名人です。立会人は畠山鎮七段、記録係は山口絵美菜女流1級。大盤解説会聞き手は村田智穂女流二段が務めます。
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どうぞよろしくお願いいたします。
―― 里見女流名人の女流王座戦で将棋を▲2四歩で前例を離れましたが、成否はいかがでしたか。
上田 2枚換えになっているのですが、後手に角を持たれているので、どうかなと思っていました。
―― △1四角に▲5八金でしたが、▲2五銀もありましたか。
上田 そうですね。どちらにしようか迷っていたのですが。銀を攻めに使いたかったので、残しておいたのですが。よく分からなかったです。打ったほうがよかったかもしれません。
―― 昼食休憩中も考えられていて、攻め合いを選びましたが。
上田 もう最終盤まで進む手順もあったので、分からなかったですが、こっちは行くつもりでいたので。△3六歩と突かれては、仕方がないかなと。
―― △7九飛から△8五桂と後手に打たれたあたりは?
上田 こちらの玉があんなに危ないとは思っていなくて。焦りました。もう少し余裕があるのかと。
―― ▲5一角が局面を打開する手になりました。
上田 これで負けたら仕方がないかなと。▲5二角と打つつもりだったのですが、はっきりしないので。偶然、▲5一角が見えたので。
―― 勝ちになったと思う局面は。
上田 自玉が安全になって、正確に指せれば勝ちやすい局面になったかなと。
―― 4期ぶりの挑戦で先勝されました。
上田 とりあえず、1つ勝てて、ほっとした部分が大きいです。先後が決まっているので、準備して頑張りたいです。
―― 久しぶりに女流名人戦で五番勝負を指して、いかがでしたか。
上田 斬り合っていく将棋が指したかったので、気持ちの面で負けないで指せたかなと。その点では自信になりました。
―― 第2局は女流名人の地元に乗り込んでの一局になります。
上田 4年前にお会いした人と、またお会いできると思うので、第2局もいい将棋が指せればと思います。
―― ▲2四歩を指されて印象をお願いします。
里見 そういう手もあると思っていました。
―― ▲5八金に△5七歩はありましたか。
里見 うまい攻めがあまり見えなくて、選びにくかったです。
―― ▲5一角と打たれたところは?
里見 △8五桂と打ったところはちょっと負けだと思っていたので、その前にもう少し、△3七銀成とどこかで入れるんだったかなと。
―― 第1局を落としてしまって、巻き返すシリーズになりましたが。
里見 勝負どころで、あまり時間を使えなかったので、しっかり腰を落として考えられるようにやっていきたいと思います。
―― 上田女流三段と4期ぶりに指してみて。
里見 戦型によると思うのですが、斬り合うような変化が多くて、途中からは、苦しかったかなと思います。
―― 第2局は地元に戻っての対局になります。
里見 しっかり時間を使って、自分の力が出せる状態にしていければと思います。
(吟)