第45期五番勝負第1局 Feed

2019年1月20日 (日)

昼食休憩中の対局室

Dsc_7136 (対局室・開化亭の様子)

Dsc_7113 (手前が伊藤女流二段。49手目▲2六飛と浮いた局面)

Dsc_7143 (先手玉周辺。将棋盤と駒は将棋連盟が所有する逸品)

Dsc_7145 (後手玉の周辺。駒は大竹竹風師作の巻菱湖書

Dsc_7141_2 (棋譜用紙とタブレット)

(琵琶)

昼食休憩

20190120a12時、この局面で里見香女流名人が4分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲伊藤1時間19分、△里見香42分。昼食の注文は両者とも豆アジ天うどん(温)自家源泉で作った温泉卵入りでした。対局は13時に再開されます。

Dsc_7108 (両者とも昼食は豆アジ天うどん・温。自家源泉で作った温泉卵入り)

(琵琶)

午前の控室

大盤解説を担当する福崎九段、鈴木女流二段、山口恵女流二段が本局の検討と平行して詰将棋で頭の準備運動をしていました。

Dsc_7092 (控室の様子)

Dsc_7083 (鈴木女流二段と山口恵女流二段)

Dsc_7090 (カメラに気づきピースサインで応える福崎九段)

(琵琶)

午前のおやつ

10時30分、両対局者におやつが出されました。両者ともアイスフェオレです。

Dsc_7069

(琵琶)

伊藤女流二段の先手で対局開始

Dsc_7005 (駒を並べる里見女流名人)

Dsc_6992 (駒を並べる伊藤女流二段)

Dsc_7025 (小林館長による振り駒は、と金が3枚出て伊藤女流二段の先手に)

Dsc_7052 (9時30分、対局開始。初手▲2六歩を指す伊藤女流二段)

(琵琶)

対局者入室

9時15分、先に入室したのは伊藤女流二段でした。下座に着くとバッグからハンカチを取り出して膝の上に置きました。

Dsc_6932 (下座に着く伊藤女流二段)

Dsc_6964 (鋭い視線で迫力のある表情を浮かべる)

9時20分、里見女流名人が対局室に姿を見せました。負傷した足をかばいながら上座を占めました。

Dsc_6982 (里見女流名人が入室)

Dsc_7030 (里見女流名人も表情が険しい)

(琵琶)

本日のスケジュール

おはようございます。箱根町は時折、雪がぱらつくこともあり、空気の冷たい朝を迎えました。まもなく対局開始です。

【本日のスケジュール】
09:30 対局開始
10:30 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
13:30 現地解説会開始
14:30 午後のおやつ

現地大盤解説会は事前申込制で、すでに締め切っています。

Dsc_6927 (今朝の「箱根仙石原プリンスホテル」の外観)

【スポーツ報知 捻挫で松葉づえ姿も…V10目指す里見香奈女流名人「全ての力を出したい」】
https://www.hochi.co.jp/topics/20190119-OHT1T50117.html

【スポーツ報知 女流名人戦きょう開幕…里見香奈女流名人、28年ぶり棋戦10連覇懸かる】
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20190119-OHT1T50254.html

【日本将棋連盟 女流名人戦五番勝負の展望】
https://www.shogi.or.jp/news/2019/01/1045.html

(琵琶)

2019年1月19日 (土)

前夜祭(5)

Dsc_6908001  (来賓代表あいさつ 勝俣浩行・箱根副町長=町長のコメントの代読)

「岡田美術館杯女流名人戦は、箱根の新年の風物詩として定着してきており、箱根町で対局が行われること、心より歓迎申し上げます。里見女流名人と伊藤女流二段によるファンの注目の対局が、箱根を代表する美術館である岡田美術館の開花亭という素晴らしい場所で開催されることを楽しみにしています」(以上、勝俣箱根副町長

Dsc_6912001  (閉会のあいさつ 青野九段)

「女流名人戦や女流棋界が立ち上がったときと、私の四段昇段が1974年で同じです。また、岡田美術館杯女流名人戦になるときにも理事として関係させていただきました。五番勝負は絶対王者に挑む図式です。昨年3連敗した伊藤女流二段は期するものがあると思います」(以上、青野九段)

本日の更新は以上です。明日は9時30分に対局が開始されます。よろしくお願いいたします。

(書き起こし=銀杏 写真=琵琶)

 

前夜祭(4)


Dsc_6812001
 (対局者が退場したあとに関係棋士が明日の見どころを語った)

Dsc_6760001  (青野九段)

「新年にAbemaTVで放送された対局では、伊藤女流二段が里見女流名人を破って優勝しました。そうしたきっかけが自分の気持ちを変えることもあるのではと思います。明日の開幕局は五番勝負を占うのに重要です。伊藤女流二段がまだまだ及ばないと思えば、そういう結果になるでしょうし、そろそろ勝てるころだと思えば白熱した争いになると思います。将棋は気持ち次第のところもあると思っています」(以上、青野九段)

Dsc_6789001  (福崎九段)

「いま将棋が歴史的な将棋ブームです。そうした中で女性の将棋は内容が強くなっています。いまほど日本社会で注目されていることは、これまでなかったのではないかと思います」(以上、福崎九段)

Dsc_6792001  (鈴木女流二段)

「私も岡田美術館を見学させていただきました。亡くなった父と最後に旅をしたのが岡田美術館で、思い出の場所で忘れられない宝物のような記憶が絵を見ながらいろいろ思い出されました。その場で聞き手を務められることを感激しています。前期、大盤解説会の聞き手を務めたのが決着局になった五番勝負の第3局でした。大盤解説会にこられた伊藤女流二段が泣いてしまい、感想を求めたのですが、涙で言葉にならない状況でした。その彼女がこうして挑戦者になってぶつかっていきます。パワーアップした内容を見せてくれるのではと楽しみにしています」(以上、鈴木女流二段

Dsc_6820001  (山口恵女流二段)

「私は明日の戦型予想をします。伊藤女流二段は相振り飛車や相居飛車が好きです。里見女流名人は居飛車を指すこともありますが、タイトル戦では相振り飛車が多いです。本局では相振り飛車になるのではと思います。明日は開幕戦ということで、振り駒が大事ですよね。先手になればうれしいと思うかもしれません」(以上、山口恵女流二段

Dsc_6849001  (野田澤女流1級)

「明日の対局の記録係を務めますが、振り駒は小林館長が行います。記録係は普段も務めることはありますが、タイトル戦はやはり特別な空間です。なかなかない機会ですので堪能したいと思います。私も明日の対局を楽しみにしています」(以上、野田澤女流1級

Dsc_6888001  (香川女流三段)

「今回、ゲストということで、大盤解説の聞き手とスポーツ報知の紙面のコメントのお手伝いをさせていただきます。対局者や関係者とともに岡田美術館の見学をさせていただきました。その中で特に上村松園さんの作品が印象深いです。ほかは男性が描いた作品が多かったのですが、女性らしい女性の目を通した美人画が心に残りました。私は日本画について詳しくありませんが、心豊かになれました。普段将棋を指さないという方でも明日からの女流名人戦をゆっくり観戦いただくと、いい時間になるのではないかと思います」(以上、香川女流三段

(書き起こし=銀杏 写真=琵琶)

前夜祭(3)

前夜祭で出された料理の数々を紹介します。

Dsc_6316001  (刺身の舟盛り)

Dsc_6307001  (天ぷらの盛り合わせ)

Dsc_6340001  (ローストビーフ)

Dsc_6351001  (オマール海老とホタテ貝のポアレ)

Dsc_6365001  (サラダ各種)

Dsc_6546001  (鯛の塩がま焼き)

Dsc_6373001  (フルーツの盛り合わせ)

(琵琶)

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