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2017年2月

2017年2月22日 (水)

里見女流名人が手を止める

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上田女流三段が▲2二歩と打ち、里見女流名人が手を止めています。△2二同角は▲2四飛と走られてしまうので、後手は△6四銀から△6四歩と攻めるのが自然です。控室では検討が進められていますが、後手が攻めをつなぐのも簡単ではないようです。

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伊藤果八段が来訪

控室には、午前中から上田女流三段の師匠、伊藤果八段が来訪しています。藤井猛九段と熱心に検討中です。

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対局再開

両対局者は、対局再開前から前傾姿勢。13時に対局再開が告げられても、上田女流三段に指す気配はありませんでした。

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昼食休憩時の特別対局室

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昼食休憩

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正午、図の局面で上田女流三段が30分考えたところで昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲上田1時間26分、△里見21分。昼食の注文は、里見女流名人がほそ島やの山かけそば(温)、上田女流三段がふじもとのうな重(梅・ごはん少なめ)と肝吸。対局は13時に再開されます。

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10時40分過ぎの控室

立会人は藤井猛九段。継ぎ盤に並べて、記者に解説していました。相川春香女流初段も顔を見せて、検討に参加しています。

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戦型はゴキゲン中飛車

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里見女流名人はゴキゲン中飛車を採用しました。第1局、第3局と同じ作戦です。

上田女流三段はいずれも超速3七銀を用いて、第1局は急戦、第3局は9筋を逆襲する展開に持ち込んでいます。

本局は一直線に穴熊を目指しました。△4五銀は10時40分ごろの局面です。

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対局開始

10時、定刻通りに対局が開始されました。先手の上田女流三段はすぐに▲7六歩。里見女流名人もノータイムで△3四歩と応じ、早いペースで対局が進んでいます。

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対局開始前

9時50分ごろ、上田初美女流三段が入室。数分後、里見女流名人が上座に着きました。9時55分、高橋信義・報知新聞社取締役副社長営業統括の手で、振り駒が行われました。里見女流名人の振り歩先で行われた振り駒の結果は、と金が4枚。先手番は上田女流三段です。

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第43期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第5局

里見香奈女流名人に上田初美女流三段が挑戦している、第43期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負。挑戦者の上田女流三段の連勝スタートから、里見女流名人がカド番を連続でしのぎ、第5局を迎えました。本局を制し、第43期女流名人の座を手にするのは、どちらでしょうか。

第5局は東京・将棋会館「特別対局室」で、2月22日(水)に開始されます。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時。立会人は藤井猛九段、記録係は高浜愛子女流2級が務めます。先後は振り駒で決定です。

里見女流名人が勝った場合は女流名人8連覇、上田女流三段が勝てば初の女流名人のタイトル獲得になります。

「日本将棋連盟モバイル」の公式Twitterアカウントにおいて、宮田敦史六段による解説が行われます。解説内容は、棋譜コメントにも随時転載いたします。 

本局の中継は、棋譜コメントを睡蓮、中継ブログを紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。

【スポーツ報知】

【株式会社ユニバーサルエンターテインメント】 

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