里見女流名人が手を止める
上田女流三段が▲2二歩と打ち、里見女流名人が手を止めています。△2二同角は▲2四飛と走られてしまうので、後手は△6四銀から△6四歩と攻めるのが自然です。控室では検討が進められていますが、後手が攻めをつなぐのも簡単ではないようです。
(紋蛇)
上田女流三段が▲2二歩と打ち、里見女流名人が手を止めています。△2二同角は▲2四飛と走られてしまうので、後手は△6四銀から△6四歩と攻めるのが自然です。控室では検討が進められていますが、後手が攻めをつなぐのも簡単ではないようです。
(紋蛇)
里見女流名人はゴキゲン中飛車を採用しました。第1局、第3局と同じ作戦です。
上田女流三段はいずれも超速3七銀を用いて、第1局は急戦、第3局は9筋を逆襲する展開に持ち込んでいます。
本局は一直線に穴熊を目指しました。△4五銀は10時40分ごろの局面です。
(紋蛇)
里見香奈女流名人に上田初美女流三段が挑戦している、第43期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負。挑戦者の上田女流三段の連勝スタートから、里見女流名人がカド番を連続でしのぎ、第5局を迎えました。本局を制し、第43期女流名人の座を手にするのは、どちらでしょうか。
第5局は東京・将棋会館「特別対局室」で、2月22日(水)に開始されます。持ち時間は各3時間。昼食休憩は12時から13時。立会人は藤井猛九段、記録係は高浜愛子女流2級が務めます。先後は振り駒で決定です。
里見女流名人が勝った場合は女流名人8連覇、上田女流三段が勝てば初の女流名人のタイトル獲得になります。
「日本将棋連盟モバイル」の公式Twitterアカウントにおいて、宮田敦史六段による解説が行われます。解説内容は、棋譜コメントにも随時転載いたします。
本局の中継は、棋譜コメントを睡蓮、中継ブログを紋蛇が担当いたします。よろしくお願いいたします。