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2016年1月

2016年1月30日 (土)

前夜祭(5)

Dsc_6954 (対局者挨拶 里見女流名人)
「みなさまこんばんは。今日は前夜祭にお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。野田市長様を始め、関根金次郎支部のみなさま、本当に温かく歓迎していただきましてありがとうございます。
 野田市では何度も対局させていただいていますが、いつも関根金次郎支部のみなさまが、おやつのことから対局場の空調のことまで配慮していただきまして、本当に嬉しく思いますし、これだけしていただいているんだから一生懸命、頑張ろうといつも思います。
 いつも年明けから清水さんと対局することが多くて、教わる気持ちを持って毎局挑んでいるんですけれども、今期の女流名人戦は凄く、内容的にも押されていまして、苦しい戦いになっているわけなんですけれども、明日の対局もいつも通り一生懸命、盤に向かってしっかり考えて、自分のいま持っている力を出し切れるように頑張りたいと思っております。
 また、女流名人戦を開催するにあたりまして、報知新聞社様、ご協賛をいただいておりますユニバーサルエンターテインメント様、岡田美術館様、本当に多くの方々に支えられながら対局できることを幸せに思います。盤上で自分の力を出しきって感謝の気持ちに代えたいと思っております。本日はありがとうございました」

Dsc_6960 (対局者挨拶 清水女流六段)
「改めまして、みなさまこんばんは。本日は本当にみなさまに温かく歓迎していただきまして、懐かしいみなさまとお会いできて、本当に嬉しく思っております。
 こちらには何回も来させていただいておりますが、そのたびに根本市長からコウノトリのお話を聞かせていただいていたんですけれども、ようやく今回、初めて見させていただくことができました。説明してくださるスタッフの方々の解説がわかりやすくて、とても新鮮なひとときを過ごさせていただきました。そのあとに、対局場となります関根金次郎記念館に行かせていただきましたが、本当に支部の方々が、去年よりも、より一層、至るところに工夫とお心遣いを賜りました。こういう対局場で指させていただくことが、どれほどありがたいことかということを改めて感じました。関根金次郎支部のみなさま、本当にありがとうございます。
 こうして懐かしい方々のお顔を拝見しておりますと、昨年のことが昨日のことのように思い出されて参ります。打ち上げの会場から、一足先に失礼させていただいたのですが、出席してくださった方々が外まで見送りに来てくださいまして。ガッカリしながら帰る私に向かって笑顔で、「いつも応援しているよ」、「いつまでもファンだからね」、そして、最後はみなさん声を揃えて「来年も待ってるからね」と、おっしゃってくださいました。その言葉が、どれほど励みになり、どれほど自分の1年間のエネルギーになったことか。本当にありがたく思いました。そして、そうおっしゃってくださった方々にお会いしたい一心で、その思いをエネルギーに変えて、今日こうして対局者として、ここに立たせていただいていることを本当に嬉しく、また、ありがたく思っております。
 明日は、本当に、最強の里見女流名人ですが……。指すたびに、強く、たくましくなられている里見女流名人ですが……。応援してくださった方々に少しでもご恩返しができますよう、自分の将棋を貫き通したいと思います。どうぞ、これからも女流名人戦にご注目、そしてご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました」

Dsc_6977 (深津憲一・野田市議会議員、竹内美穂・野田市議会議員より、花束が贈呈された)

Dsc_6992 (対局者から色紙、根本・野田市長から対局者に記念品が贈呈された)

(撮影:紋蛇 文字起こし:八雲)
(紋蛇)

前夜祭(4)

Dsc_6947 (歓迎挨拶・乾杯  鶴岡潔・関根金次郎支部 支部長)

Dsc_6949 (乾杯!)

(紋蛇)

前夜祭(3)

Dsc_6919 (棋士紹介 里見女流名人)

Dsc_6923 (清水女流六段)

Dsc_6926 (青野照市九段 日本将棋連盟専務理事)

Dsc_6930 (田村康介七段)

Dsc_6934_2 (片上大輔六段 日本将棋連盟常務理事)

Dsc_6940 (門倉啓太四段)

Dsc_6941 (貞升南女流初段)

Dsc_6943 (相川春香女流初段)

(紋蛇)

前夜祭(2)

Dsc_6899 (主催者挨拶 石尾伸・報知新聞社 執行役員ビジネス局長)
「女流名人戦は、今期より岡田美術館杯と名称を変えまして再スタートであります。第1局は箱根の岡田美術館のほうで開催させていただきました。そして第2局は出雲であります。両者、非常に熱い戦いをしていただきまして、1勝1敗のタイであります。明日の野田での開催は8年目になりますけれども、明日も熱い戦いをしていただけるものと、主催者として期待しております」

Dsc_6902 (主催者挨拶 青野照市・日本将棋連盟 専務理事)
「女流名人戦は42期になります。いちばん古くから主催していただいております。42年というのは、私の棋士になった人生と同じで、そういう意味では自分にとっても思い入れの深い棋戦であります。今期から岡田美術館杯という名称になりましたけれども、第1局を岡田美術館で開催させていただきまして、じっくり見させていただきました。岡田美術館にみなさまが集まっていただける契機になればと思っております」

Dsc_6909 (主催者挨拶 根本崇・野田市長)
「今回、最高の顔ぶれで、また1勝1敗というすばらしい戦いの続きを野田でやっていただける。本当に我々としても大歓迎をしたいというふうに思っている次第でございます。野田で8回目というお話がありましたが、まさに毎年みなさまに来ていただいております。本当にありがたいと思っております。また、その間ずっと、関根金次郎支部のみなさまに、本当にお世話になりました。みなさま方に、しっかりと支えていただかないと野田での対局はできないと思っております。本当にそういう意味では、それぞれのみなさま方に御礼申し上げたいと思っております。今回、関根金次郎没後70年記念事業ということでの、冠を付けさせていただいております。本当に我々としてはありがたいと思っております」

Dsc_6915 (特別協賛社挨拶 寺元晴一郎・岡田美術館副館長)
「岡田美術館は、特別協賛のユニバーサルエンターテインメントの運営のもとに、3年前の秋に神奈川県の箱根に開設いたしました。総敷地面積は約3万坪ございまして、5階建ての本格派美術館を目指しておるところでございます。美術館と将棋といいますと、何か違いを感じるところも最初はございましたが、文化というものを追いかける理念は共通でございます。そういう中で、今期から岡田美術館杯と名称を変更させていただきました。第1局では、遠くから観戦させていただきましたが、本当に静かな中の緊迫感とか緊張感を十分に感じる、美術館の名品を鑑賞するのと非常に似たものを感じました。どうぞ明日の対局がきらめきのあるものとなりますように、楽しみにさせていただきます」

(撮影:紋蛇 文字起こし:八雲)
(紋蛇)

前夜祭(1)

18時から、関係者で前夜祭が行われました。

Dsc_6944 

Dsc_6890 (開会の挨拶 荒井清二郎・関根金次郎支部副支部長)

Dsc_6894 (対局者入場)

Dsc_6898
(紋蛇)

対局検分

関係者一行は東武アーバンパークライン(東武野田線)の川間駅に集合。コウノトリ飼育施設「こうのとりの里」を見学してから、対局場の関根名人記念館に向かいました。

対局検分が行われたのは15時30分ごろです。里見女流名人が関根名人記念館で対局するのは、第36期から続いて7年目。第36期の相手は清水女流名人(当時)で、里見倉敷藤花(当時)が3連勝で女流名人奪取を決めました。

Dsc_6876 (里見女流名人)

Dsc_6878 (清水女流六段)

Dsc_6882(おなじみの対局場とあって、検分は数分で終了した)

(紋蛇)

第42期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第3局

里見香奈女流名人に清水市代女流六段が挑戦する、第42期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負(主催・報知新聞社 特別協賛・株式会社ユニバーサルエンターテインメント)。
第1局は清水女流六段、第2局は里見女流名人が制しました。

第3局は1月31日(日)に千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。対局開始時刻は9時、持ち時間は各3時間。第3局の先手番は里見女流名人です。

立会人は田村康介七段、記録係は相川春香女流初段。現地大盤解説は門倉啓太四段、聞き手は貞升南女流初段。Twitter解説は高見泰地五段が担当します。

※現地大盤解説は事前申し込み制で、すでに締め切られております。

本局の中継は、棋譜コメントを八雲、ブログを紋蛇が担当します。よろしくお願いいたします。

(紋蛇)

2016年1月24日 (日)

本日はありがとうございました

本日はご観戦ありがとうございました。

第3局は1月31日(日)、千葉県野田市「関根名人記念館」で行われます。

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(23時少し前、すっかり雪化粧した出雲市内。ちょっと関係者で雪遊びしました)

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(室田伊緒女流二段)

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(桝田悠介三段)

(翔)

感想戦

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(対局室に戻り、感想戦が始まった)

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(里見香奈女流名人)

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(清水市代女流六段)

(翔)

対局者、大盤解説会に出演

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(対局者が大盤解説会に出演)

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(室田伊緒女流二段と里見香奈女流名人)

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(脇謙二八段と清水市代女流六段)

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【里見香奈女流名人コメント】

「遅くまでご観戦いただきましてありがとうございます。将棋のほうは自分から動いていって不利になったので自信はなかったですが、二転三転した将棋で、最後まで諦めずに指せたのがよかったかと思います。第3局も一生懸命頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました」

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【清水市代女流六段コメント】

「ご観戦ありがとうございます。序盤から難しい将棋で、最後まで自分の中ではよくわからないまま終局を迎えてしまいました。これから感想戦で里見女流名人に教えてもらって、次にいかしたいと思います。出雲は里見女流名人の地元ですが、私もいつも温かく迎えていただいてご声援をいただいてうれしかったです。結果は残念でしたが、次につなげたいと思います。本日はありがとうございました」

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(出演を終えたあと、会場外でファンに話しかけられる里見香奈女流名人)

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(雪の中、帰路につく皆さん)

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(足下を気にしながら控室に戻る東八段と脇八段)

(翔)

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