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2016年7月25日 (月)

中盤の勝負どころ

6818時40分を回り、対局が再開されました。
糸谷八段の夕休明けの一手は▲4八角。2六飛にヒモをつけて△5五銀の筋を緩和しています。この手は検討陣も予想しており、感触のいい手と評判でした。
対して佐藤名人は△3八歩とさらに歩を垂らします。歩切れになるだけに指しにくい手ですが、この歩も好手と評判です。狙いは△5九歩成▲同角△3九歩成▲同金と連続して成り捨ててからの△5五銀です。

互いに好手を繰り出して、1手指したほうがよく見える展開。互いに玉が薄いため、終盤に入ると一気に決着がついてしまう恐れもあります。この中盤のねじりあいが勝負どころになりそうです。

(八雲)

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