*第68期王将戦七番勝負第3局 Feed

2019年2月 7日 (木)

Dsc_9432 (終局直後の対局室)

Dsc_9435 (攻め続けて押し切った渡辺棋王。王将奪取まであと1勝とした)

◇渡辺棋王の談話
――前例もある将棋でしたが、仕掛けの場面はいかがだったでしょうか。
渡辺 仕掛けていくのは一応予定というか、やっていかないと面白くない将棋なので、攻めていってどうかと。
――3筋で銀交換を挑んだところで封じ手となりました。あそこはいかがでしたか。
渡辺 銀交換のあとが手が広いので、どうやられるのか分からなかったです。本譜のような展開もあるかなとは思っていました。
――攻めていく展開になりましたが、よくなったと思ったのはどの辺りでしょうか。
渡辺 そうですね……。▲5四桂(93手目)の辺りですね。少し指せるかなと。
――一局を通しての手応えを教えてください。
渡辺 飛車が6五にいく形になって、そのあとの▲9三歩とかの指し方がどうだったかなという気がいまはしています。思ったより攻めがいかなかったので。
――これで3連勝となり、復位まであと1勝です。第4局に向けての抱負をお願いします。
渡辺 2週間以上空くので、しっかり作戦を練って臨みたいと思います。

Dsc_9450 (敗れた久保王将)

◇久保王将の談話
――仕掛けの辺りはいかがだったでしょうか。
久保 ありそうな将棋かなと思ってやっていましたけど……。難しい将棋だなと思いながらやっていました。
――封じ手の局面はいかがでしたか。
久保 銀交換した先の変化を考えたかったというのがあったのですが、本譜くらいしか見えなかったので。もうちょっと手が広いんじゃないかと思っていたんですけど、意外に指したい手があまり見つからなかったです。
――苦しいと思われた局面はどの辺りでしょうか。
久保 ▲6二銀(83手目)からの攻めがきつかったですね。あれで寄せられちゃってると、元の造りがまずいかなということになると思うんですけど。もう少し何か辛抱しなきゃいけなかったのかもしれないですけど、苦しい気はしていました。
――一局を通して、課題になったところはありますでしょうか。
久保 いまはどこが悪かったというところは特に思い当たらないので、感想戦でやってみなければ分からないですけど、どこかに原因があったと思うので、それを精査して次局以降につなげたいです。
――第4局以降の抱負をお願いします。
久保 気持ちを一新して、しっかり準備して臨みたいと思います。

20190207b_2

久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する第68期王将戦七番勝負第3局は、18時22分に107手で渡辺棋王の勝ちとなりました。渡辺棋王が3連勝です。消費時間は▲渡辺明7時間23分、△久保7時間59分。
第4局は2月24・25日に那覇市「琉球新報本社ビル」で行われます。

20190207i_2時刻はまもなく18時。図の△9四歩に6分使い、久保王将は残り10分になりました。渡辺棋王は残り45分。形勢は依然として先手よしのはずですが、控室ではまだ明快な決め方は発見されていません。田丸九段は、「こんなに難しくなるとは思わなかったなあ」と話しています。

Dsc_9253 (久保王将)

20190207g時刻は17時を過ぎました。渡辺棋王が攻め続け、局面ははっきり先手優勢になっています。図の▲5四桂は、▲7二銀成△同玉▲6一銀△8二玉▲8三香△同玉▲7二銀打△9四玉▲9五歩△同玉▲7七角以下の詰めろ。控室では、終局が近いかもしれないという声も出ています。

Dsc_9369 (久保王将。持ち前の粘りを発揮できるか)

20190207f15時36分、渡辺棋王が47分の長考の末、▲6二銀とタダのところに持ち駒の銀を放り込む派手な一手を出しました。対して△6二同金なら、以下は▲7一銀△8三玉▲9二飛成△同玉▲6二銀成と、先手が飛車を切って小駒での寄せを目指す進行が予想されるところ。先手は玉形が安定している点が強みといえます。

Dsc_9019 (強手を放った渡辺棋王)

Dsc_9263 (久保王将はどう応じるか)