2016年3月12日 (土)

前夜祭(4)

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(花束贈呈は地元企業、関西工事代表取締役の久木元悦子さんと、日興油脂代表取締役の内藤吉子さんから)

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郷田真隆王将
「こんばんは。まず尼崎市市制100周年、まことにおめでとうございます。私は尼崎は初めてで、王将戦開催も初めてということでどういう感じかなと思ってきたのですが、こうしてたくさんの方がお見えになって、非常にうれしく思っております。先ほど渡会さんから17日が誕生日だとおっしゃっていただきましたが、完全に忘れておりました。35歳くらいからカウントするのを放棄しておりまして、そんな年になったのかと思いますが、盤上は若々しくと思っています。ただ最近、ご縁を大事にしようと思うようになりまして、明日からこの尼崎市で、100周年という記念する年に対局をさせていただけることは自分にとってうれしいことです。また今日はこども王将戦を見せていただきまして、こどもがたくさん来てくれたこともうれしく思いました。王将戦は将棋界では伝統のある棋戦で数多くの先輩方が熱い戦いを作ってこられました。第5局は先輩方が築いた歴史、尼崎の記念にふさわしい対局になるように自分なりにベストを尽くしていきたいと思っております」

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羽生善治名人
「こんばんは。第65期王将戦七番勝負第5局の前夜祭をこのように盛大に温かく開催していただきましてまことにありがとうございます。私は尼崎に来るのはたぶん2回目で、最初に来たのは20年以上前にスパゲティを食べにきたのですが、今回は王将戦という檜舞台、晴れ舞台で来ることができ、うれしく思います。市制100周年まことにおめでとうございます。実行委員会の皆様が以前からご尽力いただきまして、とてもありがたく思っております。明日から七番勝負の第5局で天王山になります。明日は日曜日ですし、注目される一局になるのではないかと思っております。そういった舞台は全て皆さんに整えていただきましたので、私自身は力いっぱい指して、喜んでいただけるような将棋が指せればいいなと思っています」

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乾杯の発声 宮崎文雄 尼崎市制100周年記念王将戦実行委員会・委員長
「何分初めてのことですので、実行委員会の皆さんにはご苦労をかけたのだと思います。スポーツニッポン新聞社の大変適切なご指導のもと、実行委員会の皆さんが役割分担をして本日を迎えることができました。私は名前だけの委員長で、7年前に先ほどあいさつしました福田さんを中心に尼崎将棋普及実行委員会というのが立ち上がっています。7年前に将棋大会を開催しまして、それから地道にコツコツと普及活動、特にこども将棋に力を尽くしてまいりました。そのときはこんなよき日、タイトル戦が来るとは思いもよりませんでした。夢のような話です。先日は第1局の前夜祭に行ってまいりまして、郷田王将、羽生名人にぜひ尼崎の対局に来てくださいと厚かましいお願いをいたしておりました。今日再びお会いすることができてうれしく思います」

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(乾杯)