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第69期王座戦五番勝負第4局

2021年10月 5日 (火)

昼食休憩明けの一手は▲5五角

202110054913時になって対局再開。昼食休憩明けの一手は▲5五角でした。この手を見た服部四段は「激しくなりそうです」との印象を述べています。

(潤)

昼食休憩時の対局室

Photo_30(昼食休憩時の盤面。△9六歩まで)

Photo_31(昼食休憩時の対局室)

Photo_32(先手玉)

Photo_33(後手玉)

Photo_34(永瀬王座側の盆)

Photo_35(木村九段側の盆)

(潤)

両対局者の昼食

Photo_25(永瀬王座が注文した「ビーフカレー、アイスコーヒー」)

Photo_26(ビーフカレー)

Photo_27(アイスコーヒー)

Photo_28(木村九段の昼食はシーフードカレー)

Photo_29(シーフードカレー。ビーフカレーと見分けがつくだろうか)

※ 食事、及びおやつは、対局者とは別に注文したものを撮影しています。

(潤)

昼食休憩

Ouza2021100501014812時10分、上図で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は、▲木村2時間9分、△永瀬1時間ちょうど。昼食は、永瀬王座がビーフカレーとアイスコーヒー、木村九段はシーフードカレー。対局は13時ちょうどに再開します。

(武蔵)

ABEMAマルチアングル放送

11時20分頃、外ではABEMAマルチアングル放送の「どこでも解説会」が行われていた。

Photo_20(久保利明九段と室田伊緒女流二段による「どこでも解説会」が、メリケンパーク内、BE KOBEのモニュメント前で行われていた)

Photo_21

(久保九段。挑戦から1年、前期はこの神戸の地で第4局を制し、フルセットに持ち込んだ)

3_2(室田女流二段。記録係の宮田三段は弟弟子。そして藤井聡太三冠の姉弟子でもある)

Photo_22(本日の最高気温は27度の予報だが、それ以上の暑さを感じた)

(室田女流二段)

Photo_23(控室にはもう一人の出演者である冨田誠也四段が来訪。昨年は10月1日に棋士になったあと、直後の6日に五番勝負第4局の記録係を務めた)

Photo_24(久保九段、室田女流二段と同様、振り飛車党の冨田四段)

(潤)

ホテルオークラ神戸周辺(1)

昨日、ホテルオークラ神戸に到着後、その周辺を歩いてみました。目指すはJR神戸駅で、西に徒歩15分ほどのところに位置しています。

Img_9370(まずはホテルオークラ神戸の右やや後方に見える、神戸ポートタワーを目指すことに)

Photo_23(あっという間に到着。そして彼は高かった。昭和38年の設立で、世界最初のパイプ構造のタワーとして親しまれてきた。この10月からリニューアルのための改修工事が始められたばかりで、その完成は2年後となる予定だ)

Img_9565

Photo_24(定員500人の遊覧船「ロイヤルプリンセス号」)

Photo_25(こちらは御座船。御座船は江戸時代後期から現在に掛けて、天皇、公家、将軍、大名などの貴人が乗る豪華な船として用いられている。ただ、戦国時代には軍船として活躍した)

(潤)

角には角で

2021100542図は10時10分頃の局面。永瀬王座が4四に角を打ったところです。次に△8八角成▲同銀△7八金の攻めを狙っており、▲8三角の攻め合いには△7九飛成▲同玉△7二銀▲8二飛に△7一銀の対抗を用意しています。ここまで両者を通じて10分以上の考慮がありませんでしたが、△4四角を見た木村九段は長考に入りました。

202110054340分近く考えた木村九段は、▲6六角と角には角で対抗。井上九段や服部四段も挙げていた予想手で、△6六同角▲同飛の進行は、そこでの後手の有効手が見えづらいとされています。

Photo_19(フルセットに持ち込むべく、得意の相掛かりを採用した木村九段)

(潤)

ホテルオークラ神戸まで

ホテルオークラ神戸はメリケンパーク内に立つ高層シティホテルで、兵庫県神戸市中央区波止場町に位置します。ホテルオークラ神戸にはJR神戸駅からの徒歩やバスをはじめ、幾つかのアクセス手段がありますが、今回は阪神電車「元町駅」からだとどれくらい掛かるか、歩いてみました。

Photo_17(阪神電車、元町駅。JRや阪急電車よりも南側を走っている)

Photo_18(ホテルオークラには、南口を出て南に)

Photo_19(1分ほどで商店街へと出た)

Photo_20(平日とは思えないほど、商店街は賑わっていた)

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(商店街を抜け、2分も歩かないうちにホテルが見えてきた)

Photo_22(高速道路を歩道橋で越えると、すぐにホテルの正面玄関が。駅からの所要時間は10分弱だった)

(潤)

王座戦は日本経済新聞で

日本経済新聞電子版では「将棋AIの読みは万能か? 」と題した記事を掲載しており、将棋ソフトの開発者や棋士の藤森哲也五段への取材を交えて最新の動向をリポートしています。

【将棋AIの読みは万能か? 形勢表示、ファン層広げる】
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCA247TK0U1A820C2000000/
 

Photo_18(本日の日本経済新聞朝刊。将棋欄では第69期王座戦挑戦者決定トーナメント、挑戦者決定戦▲佐藤康光九段ー△木村一基九段戦の第1譜が掲載されている。観戦記執筆は野月浩貴八段)

(潤)

戦型は相掛かり

2021100521_2

戦型は相掛かりとなりました。図の局面の前例は2局で、先手を持っていたのはいずれも藤井聡太三冠。そして後手は永瀬王座と木村九段で、両者にとって先後などで違いはあるものの、経験のある将棋です。2021100525_3 21手目から△1四歩▲1六歩△7六飛▲8二歩と進んで決戦に。桐山九段は「相掛かりは予想していましたが、どういう展開になるかは全く分かりませんでした。本局のような急戦形もよく指されていますね」と印象を述べると、井上九段は「開始からまだあまり時間がたってないですけど、もう戦いですか」と、驚いた様子を見せました。

2021100536その後も早いペースで進み、図は9時44分頃の局面。33手目に前例を離れたものの、その後も両者の手は止まらず進められています。

Photo_14(控室のモニターで進行を見つめる桐山清澄九段、井上慶太九段、服部慎一郎四段)

Photo_15(本局の立会人を務める桐山九段)

Photo_16(井上九段は日本将棋連盟常務理事の公務で来訪。地元兵庫県出身在住だ)

Photo_17(日本経済新聞観戦記の解説を担当する服部四段。先日、兵庫県加古川市主催の加古川青流戦で優勝。棋戦初優勝を果たしたばかりだ)

(潤)

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