2024年2月 8日 (木)

20240208_109図は持ち駒の金を7五に打った局面。控室では「カラい」との声が上がりました。駒割りは▲金香△銀で先手の駒得。加えて玉の堅さ、手厚さでもまさっています。藤井王将が隙のない指し回しを続けて、盤石の態勢を築きつつあります。

20240208_93図は持ち駒の歩を3四に垂らした局面。意図は2一桂を3三に跳ねさせないことです。対して△3四同金には▲3五銀△同金▲同馬の狙いですが、控室の検討陣から「ここで決めにいくのか」と驚きの声が上がりました。図では代えて▲3五銀と引き、歩以外の駒をなるべく渡さないようにして、ジワジワ優位を広げていくのが自然と思われていました。

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立川市内にある「国営昭和記念公園」を散策しました。総面積は180ヘクタールにも及びます。対局場から電車を利用する場合は西国立駅→立川駅→西立川駅で15分ほど。前期七番勝負の挑戦者、羽生善治九段は4歳から八王子市内に住んでいて、そこから公園に遊びに訪れたことがあるそうです。

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20240207a7309893(西立川駅の改札を出ると、すぐに昭和記念公園につながるゲートがある)

20240207a7309905(水鳥の池)

20240207a7309916_2(水鳥の池の近くにある花木園のウメが見頃始めを迎えていた)

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15時になり、両対局者に2日目午後のおやつが出されました。スイーツは頼まず、飲み物だけの注文です。メニューは藤井王将が「発酵ジンジャーエール、国産バレンシアオレンジジュース」。菅井八段が「金のアイス抹茶ラテ、ハンドドリップコーヒー(冷)」です。

20240208a7300294(藤井王将のメニュー)

20240208a7300293(菅井八段のメニュー)

20240208_57_2対局再開後の一手は▲1六飛(第1図)でした。リーチの長い大駒を、狭い場所に打つのは気がつきにくい筋です。部分的には中村修九段が示していた手ですが、後手は▲1六飛に備えて△1四歩(48手目)と突いていた背景があります。20240208_65局面が進んで第2図。藤井王将は先んじて敵陣に飛車を打ち込み、具体的な戦果を求めにいきました。次は▲3二歩成△同金▲2一飛成が狙いです。

20240208a7300273(藤井王将が指した▲1六飛は57分の長考だった)