2013年1月24日 (木)

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(終局直後の様子)

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(渡辺竜王は2連勝)

【渡辺明竜王インタビュー】
――向かい飛車はある程度予想されていましたか
「細かいところまではあれですが、だいたいは」

――今回の構想は予定の作戦でしょうか
「そうですね。ただ手将棋模様ですから、そんなに予定はなかったんですが」

――急戦ではなく、9筋の位を生かす狙いでしょうか
「そうですね。9筋を取って、その後どうなるかはわからなかったですけど、位が生きるような指し方をしたいなというぐらいでした」

――封じ手のあたりではどのように思われていましたか
「形勢はよくわからなかったです。駒得になったうまく収まればと思っていました」

――今日の午前中の感触としては
「いい勝負かなと思っていました」

――どのあたりで優勢と感じましたか
「▲1五歩と角を追って、反撃に転じたあたりでしょうか」

――これで2連勝となりましたが
「そうですね、今後も持続できるように頑張ります」

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(佐藤王将は2連敗で苦難の七番勝負となった)

【佐藤王将インタビュー】
――向かい飛車は予定の作戦でしょうか
「はい、そうですね」

――本局はある程度想定していた局面だったのでしょうか
「まあ、そんなには想定していなかったですけど……ちょっと仕掛けが強引だったかもしれませんね」

――仕掛けというのは△1四角(28手目)でしょうか
「はい。そうですね」

――封じ手の辺りではどのように感じていましたか
「少し苦しいかなという気がしていました」

――その後は、ずっと苦しかったのでしょうか
「そうですね。2日目に入って良くなったと思った局面はなかったです」

――3局目以降に向けてひとこと
「全力を尽くして1局でも多く指せるように頑張りたいです」

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第62期王将戦七番勝負第2局は、89手まで渡辺竜王の勝ちとなりました。終局は24日17時13分、消費時間は▲渡辺6時間45分、△佐藤7時間45分。
これで七番勝負は渡辺竜王の2連勝。初の王将獲得まで、あと2勝に迫りました。

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図は17時過ぎの局面。
次の▲5二歩成が詰めろになり、△6二金とかわしても▲6三香で望みがないとのこと。
控え室では、△1九飛成▲5二歩成△2八竜と形を作り、詰みの手を指されたところで投了するのではないかと見られています。

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(17時10分頃のモニター映像)

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16時30分を回って、盤上は指し手がパタパタと進んでいます。
図から渡辺竜王は▲5四竜と切って△同歩に▲6三銀と分かりやすく打ち込みました。

「もう明快にいっていいのか。ペースも早まっているし、これは早く終わるかもわからんね」(淡路九段)

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(嘉瀬川のほとりにある水車小屋)

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図は16時30分頃の局面。
「後手の指す手がない」と言われてたところで、佐藤王将は△6三銀打と自陣に駒を投入して辛抱しました。攻め駒が少なくなっていますが、先手の攻めをしのいで△2六歩~△2七歩成を間に合わせることができれば、というところです。

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平成18年に佐賀で開催された「将棋の日」の記念の皿。
「有田焼」の逸品だ(地元関係者所有)。

時刻は16時を回りました。大盤解説会の様子です。

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「先手の渡辺竜王が勝負を決めにいっている」と久保九段

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そこへ、立会人の淡路九段が特別参加。
「二人で解説するのは初めてか?」(淡路九段)
「そう……だと、思います。はい」(久保九段)

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淡路九段は、久保九段の師匠。

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師弟の豪華共演解説が始まった。
「後手の指す手がない。3七銀が残っているのがひどいし、9筋を突き越されているのもこうなってくると凄く痛いですね」(淡路九段)
「指してしまうと、もう変化の余地が少ないですね。粘る手も難しいですか」(久保九段)

師匠と弟子の見解は「先手勝勢」に近いものになっているようです。