2016年2月17日 (水)

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△8五桂▲同歩△7五角で図の局面。先手に桂を渡したので後手玉は詰めろになっていますが、△7五角が合駒請求の王手で、駒を1枚使わせれば後手玉の詰めろは消えます。△7五角に▲8七玉は先手玉に詰みがあり、▲8六桂や▲8六銀と合駒するのは△7八角成で受けが難しい形です。先手は厳しい状況に追い込まれました。


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77手目▲4三歩から△7六桂▲同金△6七金▲7七金引△8六飛(図)と進みました。郷田王将、迫力満点の寄せです。ただ、飛車の横利きが消えると、先手に▲3一銀を与えます。ハイリスク・ハイリターンの寄せといえます。果たして決まっているのかどうか。


04077「▲4三歩は次に▲4二歩成が詰めろですが、この瞬間は何でもありません。後手は先手に駒を渡しても自玉が詰まないので、先に詰めろ詰めろで迫れれば分かりやすいです。もちろん、冷静に△4一歩もある手です」(深浦九段)
「時間も残っているので、△4一歩ではなく寄せに向かいたいですね」(田村七段)

C274

C266

C246 (現地解説会の来場者数は、16時の時点で180人)

2日目午後のおやつです。
羽生名人 フルーツ盛り合わせ、ホットレモンティー
郷田王将 抹茶、和菓子

C238 (フルーツ盛り合わせ)

C240 (和菓子は弘前の老舗店『大阪屋』から、常用まんじゅう、練り切り、生菓子)

04067図の局面で郷田王将が長考しています。形勢は後手有利ですが、ここからも難所が続きそうです。

「基本的に後手がいいのは間違いないと思います。休憩中に郷田王将側から盤面を眺めたのですが、かなり好印象を持ちました。ただ、方針をしっかり定めないといけない局面だと思います」(深浦九段)

「後手はしっかりプランを立てておかないといけません。たとえば飛車はどう使うのか、△8八歩はどのタイミングで決めるのか。プランがなくては、その場その場で対処できません」(野月七段)

「午前中とは異なり、候補手が多い局面になったので、後手が間違えやすい局面になっています。複数の候補手が続く際に、自身の感覚に誤っている箇所があると、『いつの間にか形勢が悪くなっている』という展開になりやすいです」(千田五段)

C017 (2日目朝の郷田王将)