第75期王将戦七番勝負第5局 
2026年3月 8日 (日)
永瀬九段が47手目を封じる
▲永瀬-△藤井聡戦は永瀬九段が47手目を封じて1日目が終了しました。明日9時から指し継がれます。封じ手にかけた時間は21分。1日目の消費時間は▲永瀬3時間53分、△藤井3時間44分(持ち時間は各8時間)。
ホテル花月
予想外の仕掛け
△6二玉に対して永瀬九段は▲9六歩(1図)と仕掛けました。中村修九段は「前代未聞の仕掛け」といい、近藤誠八段は「△6二玉に反応したのはわかるのですが、思わず声が出ました」と漏らしたように、予想外の仕掛けといえます。1図以下、△9六同歩▲同香△同香▲9七歩△同香成▲同桂(2図)と進みました。
2図で△9六歩は▲8四香△同飛▲9五角の切り返しがあるため、後手は△9二飛と寄って▲9八歩ならそこで△9六歩と打つ順が目につきます。また、△9二飛には▲8八金と寄る手があるようです。△9六歩▲8五桂△9七歩成には▲9三歩が用意の切り返しで、△9三同桂なら▲9五角の王手が強烈です。早くも勝負どころを迎えています。
1日目午後のおやつ
1勝3敗から3連勝は4回のみ
藤井王将がタイトル戦で2勝差をつけられたのは今シリーズが初めてです。七番勝負で1勝3敗から逆転したケースはわずか4回しかありません。
以下は左がタイトルホルダー、右が挑戦者です。
1965年度 王将戦 大山康晴-山田道美 大山防衛
1981年度 王将戦 大山康晴-中原 誠 大山防衛
1989年度 王将戦 南 芳一-米長邦雄 米長奪取
1992年度 名人戦 中原 誠-高橋道雄 中原防衛






封じ手予想は中村修九段、近藤誠也八段、和田あき女流二段、記録係の水谷隼也初段の全員が▲2三香成を予想しました。「香を成るために▲2七香と打っていますので」と近藤誠八段。最も自然な一手といえます。対局は明日の9時に再開します。















1図以下、▲1六歩△1四歩▲6八角△6二玉(2図)が実戦の進行です。藤井王将は右玉に構えました。玉が6筋方面にいくことで9筋の位を生かす方針のようです。















