第67期王将戦七番勝負第5局 Feed

2018年3月 7日 (水)

午前10時から、2日目の大盤解説が始まりました。進行が早めということもあり、解説会場には開始から多くの来場者でにぎわっています。写真は次の一手の解答募集からを発表の様子です。

Img_9278(次の一手を投票)

Img_9290(解説を担当するのは菅井王位と)

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(村田智弘六段)

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(次の一手のピタリ正解は小さな男の子のみ。菅井王位も驚きの様子)

封じ手の△6二飛に対して、44分の考慮で久保王将は▲3六角と指しました。
396三の竜にヒモをつけた一手です。控室ではこの手は予想されていませんでした。副立会人の稲葉陽八段は、「久保先生は局面をいいと思っておられないのかもしれません」と語り、菅井竜也王位は△5二銀を示して、「ここで先手がどう指すか分かりません」と話しました。

277_3阿部健治郎七段>▲3六角は意外な手です。直接の意味は竜にヒモをつけました。△6三飛と取れば▲同角成が詰めろ(▲4一飛)銀取りで、一気に先手優勢になります。
Img_9249(菅井王位)
Img_9256(検討する稲葉八段とそれを見守る村田智弘六段)

指し手の再現を終えたあと、福崎九段が「封じ手を開封します」と立ち上がり、両対局者の脇に移動します。封筒にはさみを入れて2通の封筒を開けると、封じ手用紙を広げて両対局者に見せて、「封じ手は△6二飛です」と告げました。豊島八段が封じ手を着手して、2日目の対局が始まりました。

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Img_9168(福崎立会人が両対局者に封筒が未開封であることを確認させた)
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おはようございます。2日目の現地も天候に恵まれてよい天気です。1日目の指し手が再現されたあと、9時から対局が指し継がれます。持ち時間8時間のうち、1日目の消費時間は▲久保3時間9分、△豊島4時間33分。一日のスケジュールは下記のとおり。

~9:00 1日目の指し手再現
9:00 封じ手開封~対局再開
10:30 午前のおやつ
12:30~13:30 昼食休憩
15:00 午後のおやつ
??:?? 終局
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