第65期王将戦七番勝負第2局 Feed

2016年1月25日 (月)

昼食休憩開けも郷田王将の長考は続き、計1時間41分の考慮で△4七歩成(第1図)が指されました。

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以下▲同飛△3八角に、羽生名人が▲6六角(第2図)と王手の角打ちで返しています。

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(午後になり、大盤解説会の観覧者が少しずつ増え始めている)

さぎの湯荘の向かいにある「足立美術館」。日本庭園と日本画の調和を基本方針とし、四季の美と日本画の魅力に触れることができます。

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5万坪におよぶ日本庭園は一見の価値あり。アメリカの日本庭園専門誌『Sukiya Living/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』による、日本庭園ランキングで13年連続日本一に選ばれています。

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(本日は庭園一面が銀世界。写真右は足立美術館の創始者・足立全康氏の像)

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(2003年より13年連続、庭園日本一に選ばれている)

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(池庭)

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(白砂青松庭。季節によって新緑や紅葉など、違った表情の景色を味わうことができる)

館内には横山大観をはじめとした、近代日本画壇の巨匠たちの作品が約1,500点収蔵されており、「陶芸館」では地元・安来が生んだ炎の詩人・河井寛次郎と、稀代の陶芸家であり料理人としても知られる北大路魯山人の作品が収蔵されています。

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(日本画の魅力を堪能できる大展示室)

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(こちらは陶芸館。安来市名誉市民・河井寛次郎の作品がある)

12時30分、53手目▲6五歩の局面で郷田王将が47分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲羽生名人5時間14分、△郷田王将5時間44分。昼食の注文は、郷田王将が島根和牛ステーキ定食、羽生名人が割子そば。対局は13時30分に再開します。

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安来節演芸館では、10時から大盤解説会が始まっています。

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(安来節といえば、どじょうすくい)

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(阿久津八段と飯野女流1級が解説中。このあと森下九段も登壇予定)

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(安来節演芸館の新商品「どじょう掬いまんじゅう・いちご味」。安来産いちごの「紅ほっぺ」を使用)

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11時前、郷田王将は1時間3分の長考で8筋を突き出しました。このタイミングで突き捨てを入れておき、先手の対応を見てから攻めを継続させようとしています。