第63期王将戦七番勝負第4局 Feed

2014年2月18日 (火)

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行方八段「近々将棋連盟から発売される予定の私の扇子です。意味は、過去にとらわれず、これからどうにでもなるという感じですかね。人生においては遅れても取り返しはつくと。これは私の初めてのアイテムなんですよ」

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図は10時ごろの局面。渡辺王将がゴキゲン中飛車を採用する意表のでだしとなりました。とはいえ今月14日に行われた佐藤康光九段戦(王位戦)でも採用していた作戦なので、戦法の幅を広げていこうということなのかもしれません。

000_2342(ゴキゲン中飛車を予想していた藤井九段は得意顔。行方八段はリンゴを食べて「スッキリしますね」)

現地大盤解説会のお知らせです。
弘前市民会館では1日目は13時から封じ手まで、2日目は10時から終局まで大盤解説会を行います。ふるってご参加ください。
詳細は以下のURLをご参照ください。

http://www.aptinet.jp/Detail_display_00004621.html

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(解説は行方八段。写真は昨日の前夜祭で、ファンに色紙を書いているところ)

000_2195(聞き手は藤井九段の隣にいる工藤佳織アマ。もちろん藤井九段も解説会に出られます)

なお将棋会館大盤解説会スポニチプラザ大阪での大盤解説会は明日19日に行われます。

詳細はそれぞれリンク先をご参照ください。

2014年2月17日 (月)

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(佐藤ぶん太さんと山田里千美さんによる祝奏)

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(抽選会の様子。扇子や色紙がプレゼントされた)

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(弘前観光コンベンション協会会長 清藤哲夫様と、弘前市物産協会会長 熊谷孝志様から両対局者へ記念品贈呈)

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(津軽塗りの駒箱が贈られた)

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(ここで両対局者は退出。大きな拍手で送られた)

000_2241(最後は弘前商工会議所会頭 永澤弘夫様による三本締めでお開き)

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渡辺王将「本日はこのような大変盛大な前夜祭を催していただき、また多くの方々にお越しおただきまして、ありがとうございました。こちらの会場に来る前、対局場となる市民会館を下見したのですが、その際にレセプションを開いていただきました。前夜祭の前にそういったものがあることは少ないので、このように歓迎していただいて、弘前市の皆さまには厚くお礼申し上げます。
その市民会館のほうはリニューアルされたばかりというお話があったのですが、対局で使用する和室も大変すばらしいものでした。そのような環境を準備していただきましたので、明日からよい将棋を指さなくてはいけないなと身が引き締まる思いです。
レセプションでは小さめの『ねぷた』を担がせてもらいました。私は弘前は初めてですし、写真などでしか見たことがないので、実際に触れることができてよかったです。と言いますと、地元の方に、本物はあんなもんじゃないと言われてしまうかもしれませんが。
明日からの対局は2日間にわたります。さきほど市長様の祝辞で『りんごとアップルパイを食べて』というお話がありましたので、そちらをいただきながら、対局を頑張りたいと思います。皆さまも勝負の行方を注目していただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします」 

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羽生三冠「みなさん、こんばんは。本日は王将戦弘前対局の前夜祭を開催していただきまして、ありがとうございます。地元の皆さまのあたたかいおもてなしの心を、深く感じております。
わたくしはこちら弘前は2回目ということになります。2月の冬の時期に来るのははじめてです。弘前は四季折々の風景があります。以前来た時期は桜が咲いていましたが、同じ場所でも季節が変わるとこんなにも違うのだなと強く思いました。
さきほどの市民会館のレセプションでは、『ねぷた』も少し担がせていただきました。非常に優美なものをイメージしていたのですが、想像よりも重かったです。夏に行われる本当のお祭りでは、見に来られる方は楽しいかもしれませんが、担いでらっしゃる方は大変だろうなと思いました。
明日から2日にわたって対局が行われますが、私自身は一生懸命、気力を振り絞って、みなさんに面白いと思ってもらえるような将棋が指せるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」

記事書き起こし=烏記者

008_2146(両対局者に青森市と弘前市の小学生から花束を贈呈)

009_2190(乾杯の発声は日本将棋連盟青森県支部連合会会長 渡辺三郎様。「青森の永世王将です」と言って笑いを誘っていた)

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(乾杯!)